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病気に対して手術が最も有効な治療方法であるというケースは多くあります。手術に麻酔は欠かせないものですが、麻酔に漠然とした不安を抱いている飼い主様も多くいらっしゃると感じます。北尾院⻑はアメリカのオクラホマ大学にて麻酔科レジデントとしての勤務経験があり、動物メディカルセンターではその子に合わせて身体への負担が最も少ない麻酔プログラムを組んで行っていきます。
安心して手術を受けていただくために、リスクを見極めるための術前検査、手術をよりスムーズに進め最大の効果が出るように行うための手術計画とその実行、そして術後のペインコントロールと入院看護、この一連の流れを患者様の状態に合わせてチームで行っていきます。
高齢であることで麻酔処置が出来ないということはありません。まず事前に必要な諸検査を行い、患者さんの状態をしっかりと把握します。その上でリスクも含めてお話をさせていただきます。同じ年齢でも体の状態はその子その子で違いますので、説明を聞いた上で納得のいく選択をしていただければと思っております。
手術をご希望いただいたら、まずは必要な事前検査を行います。(院内血液検査やレントゲン検査はほとんどが当日に結果が出ます。外注血液検査、細胞診検査、CT検査などの結果は日数を要します)検査結果を考慮して手術の日程を決め、その際に手術当日の注意事項をお伝えします。手術当日は午前中に来院いただき、手術の説明を受けていただいた上で同意書にサインを頂戴します。手術時間帯に手術を行い、終了後ご連絡いたします。
入院中は動物たちができる限りリラックスして快適に過ごせるよう様々な工夫をし常に気を配っております。入院時の準備として出来ましたら以下のものをご用意ください。
・普段食べいているフードやおやつ
・トイレシーツ/砂など(一部ニオイのついたものをお入れください)
・飼い主様の匂いのついたブランケットやタオル
・その他こだわりのある宝物
手術中に分かった所見は術後にお話しさせていただきます。ご同意があれば術中の写真や摘出したものなどを実際にお見せしながらご説明します。術中に採取した組織の検査などがある場合は外注検査となりますので、結果が帰って来次第、ご連絡いたします。
退院後の飼い主様のご不安はご最もです。 食事のこと、生活習慣のこと、お散歩のことなど、気になることご心配なことがあれば看護師にお伝えください。お家に帰ってからのお世話の仕方や投薬方法など詳しくお伝えいたします。安心して退院を迎えられるよう、お家で飼い主様の笑顔に囲まれて生活できるようにしっかりとサポートいたします。