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2023.12.23
高槻病院の獣医師宮嶋です。
昔々の嘘のような本当のお話を、今回は書かせていただきます。
現在は感染症の問題もあり行っていませんが、茨木病院では、25年程前の当時に、理事長が大阪府野生鳥獣保護の登録をしていました。
当時は、日常の中、沢山の野生動物と接する機会がありました。
特に印象深かったのが、釣りのテグスで怪我をした白鳥!!
ハクちゃんと呼んで可愛がって♡?!治療し、万博公園の施設に返された子がいました。
日中は室内の運動場で散歩をし、毎日シンクに入れて泳いでいました。
本当は泳ぐというよりは、プカプカ浮いていただけですが(笑)一応、リハビリです。
ハクちゃんのご飯は、お魚を看護師さんが手でつかみ、クチバシの中へと無理やりの強制給餌!ハクちゃんの首は長いため、四苦八苦していましたね。
その排泄物の量も、大変なものでした。シンクに浮いたウンチを何回も網ですくっては捨てと(苦笑)
ある時は、交通事故で運ばれてきた瀕死のタヌキ。
呼吸はしていたものの抵抗する力もなく、お薬を入れるための血管確保をする際に、
この絵のような事態が私の身に起きました。
なんとか叫ぶことなく、血管確保ができたことは、まだまだ新米の獣医師だった私に、少しの自信を与えてもらったと感謝しています。
しかし、この子は残念ながら、翌日に亡くなってしまいました。
ほかにも、幼鳥のタカ、トンビ、フクロウ、シラサギ、ゴイサギ、アヒル、メジロ、ハト、スズメ、カラス、イノシシ、シカ、アライグマの赤ちゃんなど、野生鳥獣との今では貴重な懐かしく愛おしい思い出となっています。
街の動物病院に勤めたはずだったのですが、、、理事長に感謝ですね(笑)
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2023年も残りわずかとなりました。どのような1年を過ごされましたでしょうか。
来たる2024年が皆様にとって素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。
動物メディカルセンタースタッフ一同