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2024.06.08
食事のこと
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
動物メディカルセンター箕面で腸活しながら獣医師をしています上田です。
私事ですが、昨年の冬ごろからめかぶを食べ始めました。
それもなるべく毎食。
そしたら、この春、ふと気づいたことがありました。
今年の春は花粉症による鼻炎症状が出ていない
ということに。
私は小学生の頃から花粉症持ちで、春と秋には涙と鼻水を滝のように流しながら、花粉との再会を喜び合うのです。
ですが、今年は涙の再会が、無い。
今までと変わったこと、それは、「めかぶ」を摂取しだしたこと。
めかぶは、わかめの茎の部分であり、
脂質や糖を吸着して体外に排泄し、生活習慣病を予防するアルギン酸
便秘予防や整腸作用があるフコイダン
細胞や血液の形成に関わる葉酸
抗酸化作用のあるβカロテン
などなど、ミネラルや食物繊維が豊富に含んでいます。
当然、便通が良くなることは想定内。
今年の花粉飛散量が少なかったのか?でも、花粉の飛散量が多かろうが少なかろうが今まで花粉症の症状が出なかったことなんてありませんでした。
めかぶの影響なのか?
そういえば、以前、「現代人はアレルギーを持つ割合が多く、偏った食生活などが原因の一つであり、アレルギーを持つ人が寺に修行に入り、精進料理を食べていたらアレルギーが治った」という話を耳にしたことがあります。
もしかして、それか?
これは、まだ仮説の域を出ませんが、今後も花粉症の症状が実感しにくければ、めかぶによる整腸作用で、アレルギー体質が無くなったとは言えないまでも、緩和された可能性がありそう。花粉との再会を泣いて喜ばないで済むようになるのであれば、めかぶで腸活、続け甲斐がありそうです。
これは、食事による腸内細菌叢の変化によって体質が変化するという話。最近、腸内細菌叢と免疫力や病気との研究が盛んに行われていて、アレルギーだけでなく糖尿病や認知症との関連性もあるそうな。
人だけでなく動物でも研究が進んでいます。当院で腸活に利用できるものをご紹介しておきます。
犬の慢性大腸炎による軟便を24時間以内に改善するデータあり。ヒルズ社独自のアクティブバイオーム+テクノロジーが腸内細菌叢に栄養を与えてくれます。腸内環境を良くして下痢を治すフードです。
お試しサイズもあります。小型犬には使いやすいサイズ感。
行きたまま腸に届くペディオコッカス菌を含んでいます。
カプセルのままあげてもよし、カプセルを開けてパウダーを振りかけてもよし。
犬用として認められている“エンテロコッカス フェシウム”と“バチルス サブチリス”の2菌株を含み、炎症成腸炎やアトピー性皮膚炎などに有効なβグルカンやプロバイオティクス、ビタミンB群、亜鉛などを含んでおり、幅広く使えます。
※状態によって、おすすめできるものが異なることがあります。
腸活、してみませんか?
2022.10.23
食事のこと
こんにちは。動物メディカルセンター(高槻) 動物看護師・トリマーの松田です。
バードライフアドバイザーの資格取得の際、愛鳥の健診の際に『え~!そうなんだ』と改めて知ったことを飼い主様にお伝えしたいと思います。
土のかたまり 塩土についてです
塩土とは…赤土・ボレー粉・塩などを石膏で固めたもので、主食であるシードでは不足するミネラルを補充するため副食としてインコに与えるものの一つとして以前のインコ飼育本にも書かれていたのですが近年この塩土によるデメリットがあり、基本的には推奨されていません。
ご存じの方もいらっしゃることでしょうが大まかな理由をあげると・・・
◆塩土の過剰摂取によって筋胃と呼ばれる胃に砂嚢の逆流がおこり、吐き・えづきの症状を
引き起こし多量の砂が蓄積し消化器疾患の原因になることも。-グリット・インパクション-
→といい、ボレー粉、イカの甲羅、止まり木のサンドパーチも注意が必要
◆塩分過多により腎臓への悪影響につながる可能性があること。
◆衛生上の問題として、給水用の水で濡れたり、塩土の上で排泄をして湿ったままになると不衛生でカビが生えることもあり、このカビが呼吸器や肝臓疾患の原因を引き起こす可能性がある。
私が子供のころは皮つきのあわ玉、ボレー粉、塩土は定番のセットでした。(何十年経つか・・・です)
今のようにシードよりもペレット食という概念もなく、きちんとした診察、診断に至らず
長生きできなかった小鳥ちゃんは何かしら塩土の影響があったのか・・・
吐きもどしは男の子の愛情表現?!なんて思っていましたが違っていたかもしれません。
時代が変わりフードの改良、品質向上もあり、市販されているから“良きもの”“与えるべきもの“とは限らないモノもあります。
塩土に関しては与えないという選択をしてあげてよいモノだと思います。
個人判断ではなく獣医師の指示をもらってくださいね!
おやつのあわ穂をもぐもぐしているわが子
2022.06.11
ダイエット食事のこと
こんにちは、絶賛プチダイエット中の動物メディカルセンター高槻 看護師の大盛です。
最近の私の悩み、それは…『無限に増え続ける食欲と体重』。
スタッフの間では『食への楽しみが多い人』と実しやかに囁かれており(?)、確かに私にとって食事は趣味(というより生きがい)に近いような気がします。
しかしこのままではペットちゃんたちに『ダイエットしましょう』なんて言えない!___そう思い、食事の見直しをして少しずつ無理のないダイエットに励んでいます。
ところで!
私も実践し始めたこの食事の見直し、減量が必要なペットちゃんたちに重要なのは皆さんもうご存知かと思います。
ダイエットには適度な運動ももちろん必要ですが、食事からもアプローチをかけてあげる事でより成功につながります。
ペットちゃんが体重増加しやすい要因として
いかがでしょう、当てはまるペットちゃんも多いのではないでしょうか?
減量のコツとしてまずは「何が原因で体重が増えてしまっているのか」を把握する事が大切です。
「なんかいろいろ大変そうだし、ダイエットは明日から!」
…そんな方のために、今回はこのブログを読んだ後!すぐ!始められるコツをご紹介します。
コツその1 まずは摂取カロリー量の見直し
体重や体格、去勢・避妊の有無、年齢、間食の有無など…
その子のライフスタイルによって必要なカロリーは大きく変わってきます。
もしかしてご褒美のおやつを複数与えていたり、パッケージ記載の量のままフードを与えていませんか?
それが体重管理の落とし穴!
適正な体重や摂取カロリー量について知る事が減量の第一歩に繋がります!
コツその2 フードやおやつの与え方の見直し
カロリー以外にもフード内容を見直してあげる事も大切です。
始めやすい方法として
これなら食べ慣れたごはんで気軽にダイエット始められますよね✨
おやつを楽しみにしている子も多いかとは思いますが、「塵も積もれば山となる」で長い目で見ると体重増加につながってしまいます。
まずは例えばジャーキー一本を半量にするなど少しずつ変えてみましょう!
当院のアイドル・ぼんちゃんもフードの与え方を見直しているのでぜひご参考ください♪
どうしても早食いをしてしまうボンちゃん... – 動物メディカルセンター(箕面市・高槻市・茨木市の動物病院) (dmcgroup.co.jp)
上記の方法を試していても、中には普段の食事だけでは満足できない子、食事制限でストレスが溜まってしまう子、疾患を持ちながら体重管理したい子もいるかと思います。
当院ではそんな子たちに最適な療養食も取り揃えております!
減量フードにご興味がある方は一度ご受診ください。
当院にはヒルズ・ロイヤルカナン認定のフードアドバイザーを習得したスタッフが在籍しておりますので、お気軽にご相談ください😊
ペットちゃんのダイエット、全力でサポートさせて頂きます!✊
ペットちゃんのダイエットは当たり前ですが一人では行えません。
飼い主様の努力と持続的な管理があってこそ実現します。
肥満は百害あって一利なし___大切な家族の健康と寿命に害をもたらします。
ペットちゃんのためにも今すぐダイエット始めませんか?
ぜひわたしと一緒に健康ボディ目指しましょう!✨
2021.12.11
食事のこと
こんにちは!動物メディカルセンター茨木 動物看護師の杉野です⭐
院内犬のボンちゃんは、ご飯を食べた後すぐに未消化のご飯を吐いてしまうんです...💦
多い時で1日2回は吐きます。(特に朝)
血液検査や、内視鏡で消化管なども検査しましたが特に異常はありませんでした。
ご飯も、お腹に負担の掛からないフードにしたり、ふやかしたり、食器の高さを高くしたりと、色々工夫をしましたが、吐き戻しは収まりませんでした...
なんで、吐き戻すんだろう...?とボンちゃんが食べでいるところを横で観察していると、
フードを噛まずに飲み込んでいたのです😲
吐き戻しの原因は...早食いなのかもしれない!!と思い、早食いをしないような工夫をしてみました。
まず、早食い防止の食器に変えてみました。
ですが、また吐き戻しが続いたんです・・・
フードの粒を大きくすると、噛まずに飲み込むことが難しくなるので必然的にしっかり噛んでゆっくり食べてくれるようになりました!
それ以降、吐き戻しは減りました!(たま~にお腹が空きすぎて早食いしちゃうんですけどね💦)
このように、何気ない日々の行動をじっくり観察する事で、症状を防げたり、改善したりすることもできます👍
言葉を発せない動物だからこそ、毎日一緒に過ごしている私たち飼い主が観察し、察してあげる必要があるんです!
どんな小さな変化でも気づいたら、相談や診察、お気軽にお申し付けください🎵
2019.09.28
食事のこと
こんにちは、動物メディカルセンター茨木 動物看護師 大盛です。
突然ですが、おうちの子はお薬上手に飲めていますか?
時々、お薬をお渡しした飼い主様から「なかなか上手に飲ませられない!」とご相談をお受けする事があります。
お口を触られるのが苦手な子、直接お口に投薬するとよだれが溢れ出てしまう子、飲んだフリをして後からこっそり吐き出す子…
飲ませられないにも様々なパターンがあります。
実は院内猫のぎんくん・たろうくん、そして院内犬のアポロンくんもお薬が苦手でして…
投薬になると全身を使って嫌がったり、後でこっそり隠れて吐き出そうとしている事も
時にお薬は毎日付き合っていく事になりますが、なるべく負担を抑えてあげたいものですよね。
そんなお薬が苦手な子たちにが少しでも楽にお薬を飲めるよう、当院では『投薬用ちゅ~る』を販売しています!
そんな疑問に答えるため、今回は投薬用ちゅ~るの使用時のポイントを私が実際に使用した感想も交えてご紹介します!
ポイント①
通常のちゅ~るに比べて粘度が4倍!
試しに出してみると…
そうなんです!
市販のちゅ~るがやや液状なのに対して投薬用ちゅ~るはやや固形状になっています。
このちゅ~るならごはんに混ぜ込みやすい粉薬はもちろん普通のちゅ~るでは混ぜにくい錠剤のお薬もしっかり包み込んで与える事ができるんです!!
ポイント②
市販のちゅ~るとほぼ変わらないおいしさ!
わんちゃん用はとりささみ味、ねこちゃんはまぐろ味とペットちゃんたちに大人気のお味で作られています。
風味も香りもほぼ変わらないので苦手なお薬もご褒美感覚で飲む事ができるんです!
結論から言うと投薬用ちゅ~るはとても使いやすかったです!
お薬自体の匂いがちゅ~るによって軽減され、少量のちゅ~るでもお薬をしっかり混ぜ込む事ができたのはとてもお手軽で便利でした。
今回協力してくれたアポロンくんたちも、お薬には全く気付かず「ご褒美だ!」と大喜びで飲んでくれたのでホッと一安心…
また、市販のちゅ~るにありがちな液だれがないため、指にしっかり乗せてお口に入れる事ができました。
「ごはんは大好きだけどお薬だけ残してしまう」「おうちの子がお薬デビューする事になった」、「お薬タイムの時だけの特別なご褒美としてあげたい」…
そんなペットちゃんたちにぜひ一度お試して頂きたいです!
当院では受付にて1本からの販売を行っておりますのでお手軽にお試し頂けます。
投薬用ちゅ~るが気になる方はお気軽にお近くのスタッフまでお声かけくださいませ!
お薬のお悩みについても、ぜひ投薬のプロである私たちにご相談下さいね!
2017.12.23
食事のこと
こんにちは。動物メディカルセンター茨木 看護師の塩見です。
今回は『自分でご飯を食べられない子の給餌方法』についてお話します。
体調不良や病気などが原因で、食欲がわかなかったり、食べる気力がなくなってしまう子達がいます。
そのまま何日もご飯を食べないでいると、一気に体重が落ち、どんどん弱っていってしまいます。
そんな時は状況に応じて、私たち飼い主がご飯を食べさせてあげる必要があります!
当院へ通院されている動物たちの中にもそのような子は少なくありません。
病院にいる間は看護師が食事を食べさせることができますが、
お家ではどうやって食べさせればいいのか分からない!嫌がって暴れる!飲み込んでくれない!など、
苦戦されているお声を良くお聞きしますので、少しでも参考にして頂ければと思います。
【準備して頂くもの】
・カテーテルチップ ・シリンジ各大きさ
(強制給餌用のシリンジです。フードが通りやすいよう先端が太くなっています。)
・口周りを拭く用のタオル
・嫌がる子はエリザベスカラーやバスタオル
【方法】
基本的には流動食や缶詰など飲み込みやすいフードを使用します。
ドライフードを使う場合は芯が残らないようにしっかりふやかすと、シリンジを通す事が出来ます。
《シリンジを使用して行う場合》
・顔を軽く固定して、口の中にシリンジの先を入れ、フードを”少量”流し込みます。
《手で行う場合》
・指に少しフードをのせて、上顎になすりつけます。
【注意点】
・1回の時間は、長くても15分以内に終えましょう!
長時間すると疲れてしまう為、嫌がったりして時間がかかる子は
短時間を頻回にしてみて下さい。
・はじめは少量からスタートし、食べられそうなら少しずつ増やしましょう!
はじめから一度にたくさん食べさせてしまうと、苦しくなって嘔吐してしまう事があります。
少しの量から始め、しんどくなく食べられそうなら徐々に1回量を増やしていきましょう。
・無理はせず、しんどくなる前に終わりにしましょう!
はじめは嫌がっていても、毎日続けていくと飼い主様も慣れてきてスムーズに食べてくれるようになる事もあります!
ですが、激しく嫌がる、お口に入れられない、1日量食べられない!など上手くいかない場合は
病院でもお手伝いいたしますので私たちにご相談下さい。
みんなで長寿を目指しましょう。
今回が年内最後のブログとなります。
今年も1年間ご愛読いただきありがとうございました。
皆さまはどのような2017年を過ごされましたでしょうか。
来る2018年もスタッフ一丸となって皆様と小さな家族の幸せな時間をお手伝いしていきたいと思っています。
どうぞ良いお年をお迎えください。
動物メディカルセンター 院長 北尾貴史 スタッフ一同
2017.02.11
食事のこと
以前のブログでも紹介した茨木病院の小さなスタッフ、日本猫のぎんちゃん。
毎日のんびり過ごしている彼ですが少し前までとある悩みがありました。
それは『便が硬く、血が付くようになった』事です。
何度か続いたため、まずは診察で全身の状態チェックと便に異常が出ていないか便検査をすることになりました。
診断としては『便秘による出血』で、ここから便軟化剤の服用と定期的な診察&点滴がスタートしました。
(スタッフ)必ず解決するからね(;0;)
「どうすれば出血をなくし良便を出してくれるのか?」
治療により、症状は良化傾向にあったものの完治とまではいかず、、、
スタッフの心配が深まる一方で食事の提案が出ました。
「今回は腎臓の事を考慮しつつ消化器に向けた食事に変えてみよう!」
ぎんちゃんは泌尿器系が弱いため、今までPHコントロールという下部尿路疾患にむけた処方食を維持食として食べていました。
しかし、今回は便が硬い事と出血が続くこともある為、症状を抑えるのを優先する為消化器サポート(可溶性繊維)という便秘の猫ちゃんに向けた処方食に切り替える事にしました。
食事を切り替える時には気をつけるべきポイントがあります。
①食事内容をすぐに切り替えない
急な切り替えは下痢や食欲低下につながる場合があります。
約1週間ほどかけて以前食べていたお食事を減らしつつ新しい食事に切り替えて下さい。
②給餌量は定期的に確認!
体重や年齢によってあげるべきごはんの量も変化してくるので、こまめに確認しましょう!
③処方食への切り替えが必要な場合は必ず受診&検査を!
今回のぎんちゃんのように何か疾患を持っているこの場合、食事の切り替えには十分注意が必要です。
こうして上記のポイントを参考に定期的な尿検査と診察をしつつ、ぎんちゃんの食事の切り替えがスタートしました。
数十日後には便もちょうど良い硬さになり出血も落ち着き、現在でも便の状態はキープできています!
最近では多種多様の食事が販売されています。
それと引替えに間違った食事のトラブルも起きやすくなっているのが現状です。
今食べている食事が本当に合っているか、まずは一度診察の際に先生にご相談ください。
また、大切なペットちゃんたちのお食事でお困りの事があればいつでもスタッフにお声かけ下さい。
2015.10.29
食事のこと
こんにちは。動物メディカルセンター茨木 看護師の塩見です。
今回はお預かり中にごはんを食べない子についてどんなお世話を行っているかお話します。
お預かりする子の中には、環境が変わった緊張やストレスで全くごはんを食べない子がいます。
お腹はすいているでしょうがそれ以上にお家とは違う環境に戸惑いごはんどころではないのでしょう。
そんな時の看護をお話します♪
●少し口に入れてみる。
⇒一口食べると勢いがついて食べ始めます!
●最終手段は強制給餌
⇒何をしても食べない子には手やポンプでお口の中にごごはんを入れます。
そうするうちに食べ始める子もいますし、口に入れたらペロリと食べちゃう子もいます!
場合によってはドクターに点滴をしてもらう子もいますが、食事の工夫だけでなく、速く環境に慣れるように接し方やお部屋など他の部分もその子が緊張しないように考えています。
ペットホテルは、大阪の動物メディカルセンターにお任せください!