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2024.03.23

しつけ・問題行動

【おすすめ記事3選】“ペットとの日常を幸せに過ごしたいすべての飼い主様に読んでほしい!”

こんにちは!
今回のもう一度読んでほしいシリーズは、“ペットとの日常を幸せに過ごしたいすべての飼い主様に読んでほしい!” お話3選です。

災害時の準備はOK?

まずは起きてしまってから後悔しても遅い!ペットの命を守る災害対策です。
突然の災害時に慌てないように、日頃から準備しておきたいもの、トレーニングしておきたいことなどなどをまとめています。

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いぬ育てを見つめなおす

続いては、いぬ育て。
コロナ禍でライフスタイルが変わり、犬と暮らす生活の中でしつけの相談も増えました。
このブログに書かれているのは、決して忘れてほしくない基本のマインドです。
ちなみにこの頃、ドラマの撮影にも協力しました。懐かしいですね~。

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お手入れ好きですか?

最後は、健康に長生きを目指すために欠かせない、日々のお手入れ。せっかく行うなら楽しくリラックスしてお手入れ出来たほうがよいですよね。
『ハズバンダリートレーニング』にからめたお話ですので、ぜひ実際に試してほしい内容です。

記事はこちら

最後に

いかがでしたでしょうか。
いずれも過去に好評を博したブログ記事で、見逃していたり読んだけれども忘れてしまっていたという方にぜひお読みいただければと思いピックアップしました。
少しでも日々の生活のお役に立てば幸いです。

2023.01.28

しつけ・問題行動予防のこと

災害時の準備はOK?

動物メディカルセンター箕面 トリマー兼動物医療ケアスタッフの安田です。

2023年が始まって1ヶ月近く経ちましたが皆さんのお家では新年の恒例行事はありますか?

我が家では防災リュックの点検をおこないます。定期的に非常食の入れ替えはしていますが、年に一度は足りないものはないか見直しをし、枕元に災害時に備えて非常食などを入れたリュックを常備しています。

その時間に思い出すのは2018年に起こった大阪府北部地震のことです。

わたしはバイクでの出勤途中だったので、なにが起こったか一瞬理解できませんでした。

周りを見て『地震だ!!』と思ったと同時にお家でひとり留守番している愛犬のことが頭によぎり、すぐにUターン!

家に着いたら部屋の隅っこでブルブル震えて動けない愛犬がいました。

実はわたしはその日まで防犯意識がうすかったんですが、その姿をみて「震災の時にわたしはどうやってこの子を守れるのだろう」と考えるようになりました。

私を含め、大切な小さな家族のことも日頃から考えておくことは重要なことですよね。

皆さんはペットの災害対策を考えたことはありますか?

『ペットの命は飼い主が守る』これが鉄則です。   

『同行避難』それは避難所まで飼い主とペットが同行し、安全に避難する。飼い主がペットを守るべき行動の一つですが、避難後必ずしも一緒に過ごせるとは限りません。地域によっては、他のお家のペットたちと一緒に過ごさなくてはならない場合もある為、日頃からケージやクレートに入る練習が必要なのです。

そうはいっても我が家の愛犬はケージが大の苦手( ;  ; ただいま絶賛訓練中✨                

それとは真逆で愛猫はケージが大好き♡

地震後に我が家に来た愛猫には寝床として安心、安全な場所として認識できるように常にケージを利用してきました。

なので寝る時間になるとイソイソと入っていきます・・カワイイ💕

知らない人、知らない動物がいるところで、いつもの寝床があるというのは動物たちにとっても少しは安心できますよね☺️

ケージを移動手段のみの使用ではなく、日頃から身近に置き、おやつを入れたり、夏は涼しく、冬は温かくし快適な場所として過ごせる場所にしておきましょう。(私を含め・・・💦)

突然の災害時に飼い主様と離れ離れになる最悪の可能性を考えマイクロチップの挿入、感染予防のワクチンの定期的な接種も重要です。

      

フード、おむつ、ペットシーツなども日頃から準備することもお忘れなく!

しつけや予防、マイクロチップに関する疑問はいつでもご相談ください(^-^)

 

次回の更新は2/11です。

2022.05.14

しつけ・問題行動日記

いぬ育てを見つめなおす

こんにちは。当院でしつけとリハビリ担当している小池美和です。

5月も半ばになり日差しがきつくなってきました。
以前お知らせでもお伝えしましたが、当院が協力したNHKドラマ『ペットにドはまりして、会社辞めました』
ご覧になられた方、いかがでしたか。
松本穂香さん、可愛かったですよね~。お肌の透明感がやはり女優でした!

話の内容としては、柴犬のクウちゃんと主人公の女の子がお互いに依存し合って困った問題
が起きはじめるということから始まったお話でしたが、いろいろデフォルメ&フィクション化
されているのでこの話については詳しくは語りません。
しかし、なんだかいろいろ考えるきっかけにはなりますよね。

コロナ禍で在宅ワークやおうち時間が増えて、ペットを飼いたくても今まであきらめていた人
たちが、今なら飼えると迎え入れたのが昨年一昨年くらいからでしょうか。
初めて犬を迎え入れた方からの、しつけ相談が増えました。
そりゃそうですよね。
迎え入れたはいいけど、人の交流や犬同士の交流がほとんど出来ない状況下です。
適切な社会化の機会も不足し、かわりに飼い主さんとの蜜月なおうち時間が増えたら、
子犬も飼い主さんだけがすべてになってもおかしくない。そしてすべてのエネルギーが
犬の本能のままに、飼い主さんやお家の中の環境に向けられると、結構大変な事態に陥るのです。
少しずつ社会活動も変化してきて、子犬も徐々に大人になってきて、
では明日からお仕事再開なのでお留守番よろしくね、
と言われても順応できなくても不思議ではありません。


ですので、まずは申し上げたい。
犬は生きています。

この先年齢を重ねながら多くは10数年飼い主さんと一緒に暮らすことになります。
ペットが寿命を全うするまで、環境の変化、家族の変化、社会の変化は必ず起こります。
災害で避難所生活をすることになるかもしれないし、病気で入院したりすることも
犬にとっては大きな変化です。
そんな様々な状況の変化の中で、飼い主さんと愛犬がちゃんと意思疎通できて、
安心して変化を受け止めて、ポジティブに順応していくためには、次の3つについて必要だと考えます。

1:犬の習性を理解すること
   →理解できないとお互いがストレス。歩み寄れるのはこちらだけ。
2:犬との共通語を持つこと
   →共通語=コマンドです。何をしたら良いのか具体的に伝えることができます。
3:お互いが安心できるルールを作ること
   →ハウスやお散歩のルールなど人間社会で暮らすためのルールを教えておくとお互いが安心です。

それが、家庭犬に必要なしつけなんですよね。
そして、もしも日常生活の中で苦手なことがあったら、優先順位をつけて少しずつ計画的に慣らしていくことも大切。
犬も人の子供と同様、それぞれに個性があります。
家族として一緒に暮らす理想の姿は、一頭ずつ異なるはず。
どうぞ、良い個性を伸ばして、安心感を大切に犬育てしてくださいね。

ご相談は当院の行動診療科まで。

次回のブログは5月28日予定です♪お楽しみに。

2020.12.26

しつけ・問題行動

拾い食い防止トレーニング!

こんにちは、動物看護士の小林です!
寒い日が続きますが、体調は崩されてないでしょうか??

 

今回も、うちのふたばのお話をさせて頂きます!
少し前の話なんですが、ふたばには悪い癖がありまして…
私たちが食卓でご飯を食べているといつも机の下に待機するんです。
そうです、おこぼれを狙っているんです、
そんな時に、私がお味噌汁を食べていた時に、お味噌汁にはいっていたネギを床に落としてしまいました、
ほんの一切れだったのですが、それをペロっと食べてしまいました…
ネギはわんちゃんにとって、中毒症状を引き起こす可能性があります。
なので、最初はすごく焦りました。

幸い、その時落としたネギは1グラムにも満たさない程度のものだったせいか、2~3日様子見て特に異常はなかったです!
ただ、もし量が多く全部食べてしまい、ふたばに何かあったら…
と思い、拾い食いを直すトレーニングを始めました!

犬の拾い食いは、本能的な行動であり、拾い食いをしてしまうわんちゃんが多いのではないでしょうか?
食べたものによっては命の危険にさらすこともあります…
なので、拾い食いを防止する為のしつけは大事だと思います!
ふたばもまだまだ練習中ですが、私のトレーニング方法を紹介したいと思います!

拾い食い防止トレーニング法

①まず、リードをつなぎ、ふたばが絶対に拾い食いできない所におやつを置きます。

② どうやっても届かず食べれませんので、そのうち諦めて私の方見てきたら
その瞬間に私の手からご褒美をあげます!

こうすることによって、落ちているものは食べれないけど、その代わり私を見るといいことが起きる、と学習していきます!
これを何度も何度も繰り返し練習しましょう!

ポイント

慣れてきたらリードをなくしてみてもいいかもしれませんね。
ただし、落ちているおやつを食べられては意味がありませんので、足で隠すなどして、
絶対に食べられないようにしましょう。

以上、私がふたばとやっているトレーニング法になります。
もちろん、拾い食いをしないのが1番なんですが、室内環境を整えるのも大切です◎
片付ける際、犬目線で片付けて、拾い食いをする環境をなくしましょう。
ふたばもネギ誤食事件以来は、人が食べている時にはケージの中に避難するようにしています!

拾い食いに困っている方は、当院にご相談ください。
わんちゃんも人も安心して過ごせるようにしていきましょう!!

2019.05.11

しつけ・問題行動

愛犬の困った行動ありますか!?

こんにちは。
動物メディカルセンターの小池です。
私は普段、主にしつけ関係とリハビリテーションを担当しています。

しつけとリハビリって、一見関係ないように見えますし、年齢層も違っていると思われがちですが、実はすごく相関性があるんですよ。(この話は、長くなるのでまたの機会にさせていただきます。興味のある方は、来院時にでも声かけてくださいね。)
今日は、しつけ部門についてのお話です♪
しつけと言っても、子犬に共通してみられる成長期の育て方の相談から、成犬の深刻な問題行動、心因的な行動、老犬の痴呆に絡む問題など様々です。
最近では、犬だけでなく猫についての相談も増えています。
同じ飼い主さんとして、皆さんがどんなお悩みを持っておられるのか、気になる方も多いことでしょう。

そこで今回は、昨年度実際に相談を受けた『犬の困った行動のベスト7』を発表します!

まずはその前に、番外編として・・・じつは最も多いのは、1歳までの子犬のしつけ相談です。
診察時やキンダーガーデン(子犬の社会化教室)を含めると、当院に来院されるすべての子犬に行っており、皆さん必ずお悩みを抱えておられます。そしてその子犬が成犬になるまで&なってからも飼い主様と一緒に定期的にトレーニングを継続される方もいらっしゃいます。
このように育ったワンちゃんはみな、当院を好きになってくれるので、私たちもとても嬉しく思っています。

しかし、しかし・・・。犬は感受性豊かな感情を持つ生き物です。


私たちが思ってもみない反応をしたり、行動をとったりして、時には家族を困らせます。
実は、飼い主さん以上に本当に困っているのは、ワンちゃん自身だったりするのですけれどもね。
まあ、そんなこんなで・・・それでは発表です!!

【第7位】同居犬同士のけんか
新しい犬を迎えた時に起こるケンカだけでなく、犬同士の年齢を重ねていく過程で2頭のエネルギーバランスが崩れ小競り合いのケンカから本気のケンカになってしまうこともあります。また、何らかのアクシデントがきっかけで関係性が変わってしまう事も・・。

【第6位】排泄のトラブル
トイレを覚えてくれない、家の中でマーキングする、食糞するなど排泄にまつわるトラブルも多いですが、その多くは子犬です。成犬の場合、排泄だけのトラブルの相談はむしろ少なく、他にメインの問題行動があることがほとんどです。多くの家庭にとっては、排泄のコントロールは犬と暮らすためのしつけの中でも優先順位が最も高いので、迎え入れてまず初めにおこなうトレーニングになります。

【第5位】不安障害
問題行動と呼ばれる犬の行動の多くは、犬にとっての『正常行動』である事が多いのですが、この不安障害は例外で、『心の病』がベースにあって犬自身が非常にしんどい思いをしています。
中でもお留守番が出来ない『分離不安症』が比較的よく知られています。
分離不安症では、飼い主さんがいなくなると平常心を失い、その結果様々な問題行動が現れます。留守中吠え続けたり、家具やソファーを破壊したり、あちこちに排泄したりといった行動が代表的ですが、飼い主さんがいるときにはそのような行動が一切起こりません。

【第4位】言うことを聞かない
『ダメ』と叱ってもやめない。ワンちゃんが自由な行動をとり、飼い主さんの言うことを聞いてくれない。うまく散歩で歩けないなど。具体的には、吠える・かじる・破壊する・引っ張る・飛びつくなど様々です。もちろんこれは犬の正常行動です。
うまく愛犬と意思疎通&関係性ができていない典型的な相談です。
犬の気持ちを理解できるようになって、共通語(コマンド)で意思疎通できたら、もっともっとお互い楽しい暮らしが待っていますよ。

いよいよBEST3の発表です!

【第3位】家族に対する攻撃
家族以外の人にはフレンドリーで愛想がいいけど、実は家族だけにウーッと唸るんです。
家族の中でもお母さんは大丈夫なのにお父さんにだけ怒る犬もいます。

何もしていないのに犬の寝ている前を通っただけでも足に咬みつかれる家族もいれば、何をしても怒らず受け入れられる家族もいます。
病院ではとてもおりこうなワンちゃんに見えます。

【第2位】無駄吠え
無駄吠えと言いますが、犬にとってまったく無駄ではありません。ちゃんと理由があります。ただ、吠え方が過剰である、吠え声が大きすぎる、吠え方がしつこい、吠えて欲しくないときに吠える、吠えているのをやめさせることができない、と人が感じたときに、『無駄吠え』という名前がつけられ、問題視されるようです。

【第1位】嫌なことがあると咬む
3位とかぶる部分もありますが、犬は予測できない慣れていないことが苦手です。
何か嫌なことをされるかもといった不安を抱かせ、警戒スイッチが入ると、それを阻止するために攻撃することがあります。飼い主さんからしてみると時にはこの行動はとても不条理な行動に見えます。日常の行動の中でこの行動が定着してしまうと、飼い主さんも犬自身も非常なストレスをかかえることになります。

さあ、いかがでしたか。

飼い主さん全体の傾向としては、日常的な生活習慣として基礎トレーニングを行なっている人がまだまだ少ないなあと感じます。
トレーニングと言っても特別なトレーニングではありません。
ワンちゃんと家族の一員として幸せに暮らすための、生活習慣のマナーを教えるコミュニケーションとしてのトレーニングです。
通常、犬の行動を変えようと思ったら、人の行動を変えるか環境を変えることが必要です。
家庭犬のトレーニングとは、飼い主さんが犬にして欲しいことを伝えるための共通語(コマンド)を教えることだと日々感じています。
すべての愛犬と暮らす人が、幸せな日々を過ごすことができますように。

次回の更新は…4月13日(土)です♪ お楽しみに

2017.04.22

しつけ・問題行動

『イヌの社会化期』

こんにちは。
動物メディカルセンターグループ獣医師の岩木です。

今回は、私の新しい家族『もぐ』のお話をしようと思います。
モグは、2ヶ月のラブラドールレトリバーの女の子です。少しやんちゃで甘えん坊な性格です。

北大阪ペットメディカルプラザに毎日一緒に通勤しています。子犬の2ヶ月から4ヶ月は社会化期にあたるため、色んな人や動物、ものに触れ合って欲しいと考えるからです。

犬の社会化期とは、外界からの刺激を受けて犬が人間社会に適応していくための大切な時期です。この時期に受けた様々な刺激は、今後の犬の性格や行動に大きな影響を与えます。つまり、この時期に犬の性格が決まるといっても過言ではありません。

さらにこの時期は、恐怖心よりも好奇心の方が勝るため、刺激に対して前向きに捉えてくれます。もぐには、色んな人や動物に対して過剰に怖がらないようにこの時期から慣れてもらおうと毎日一緒に通勤しています。

北大阪のスタッフの皆さんのおかげで人間大好きな性格になってきています。またお座りやトイレトレーニングも出来るようになりました。

さらにこの時期に大切なのが、似た月齢の子犬たちと遊ぶことです。無邪気なこの時期に一緒に遊ぶことで自分の噛む力加減などを覚え、他の犬とのコミュニケーションを学びます。
繰り返しになりますがこの時期に子犬同士で遊ぶことはとても大切なのです!

しかし、似た月齢の子達と出会うことや遊ぶ機会はとても少ないのが現状です。

動物メディカルセンターグループでは、社会化期の子犬同士でコミュニケーションがとれる場をつくり、さらに専門家による社会化期の適切な過ごし方をお伝えする場(子犬幼稚園)を行っております。

・はじめて犬を飼って不安な方
・インターネットの情報が多すぎてどれが正解かわからなくなってしまった方

大事なこの時期には、ぜひ動物メディカルセンターの子犬幼稚園に参加しましょう!

次回のブログ更新予定は、5月13日予定です!

2016.04.23

しつけ・問題行動

飼い主セミナー盛りあがりました!次回はぜひご参加ください☆

こんにちは。動物メディカルセンター 獣医師の北尾美佳です。
先日、本年度の飼い主さん向けセミナー第1弾,
「長く一緒に暮らすために… 知っておきたい7つのポイント」を箕面病院で開催いたしました。
今日はその内容や参加頂いた飼い主さんの反応をお伝えしようと思います。

“日々を楽しく”長く一緒に過ごしてもらいたいと私達は願っていますが、やはり健康であることがとても大切かと思います。
そのための7つのポイントとして以下の点に絞ってお話をしました。

1. 毎年忘れずに必要です! 4つの予防
2. 飼い主さんがお家で見るべきことは? 日常のチェック項目.

3. とにかく続けることが大事です☆  ハミガキ
4. 自己流でしていませんか?  お手入れ
5. いざというときの判断力をつけてください! 命に関わる救急
6. あらゆる場面で生きてきます  しつけの基本
7. よそはよそ、うちはうち・・・?! お家の子の特性を知る

どの項目が気になりましたか?
この7つ、どれも非常に大切で奥が深く、しっかり内容をお伝えしようとするとそれぞれのタイトルで1回ずつセミナーができてしまいます。
でも今回は広く且つポイントを絞って7点が記憶に残るようにと心掛けてお伝えをしました。
ご参加いただいた方々の飼い主歴は、当院に2代に渡ってワンちゃんを連れてこられているベテラン飼い主さんから初めてワンちゃんを飼ったという子犬の飼い主さんまで様々でした。
その中で皆さんが一番気になったのは日常のチェック項目だったようです。
やはりお家の子の異常に一番に気付けるのは飼い主さんですし、日常のお世話の中でどの点を気にしたらいいかを飼い主さん自身が知りたいと思っていてくださったのは嬉しいことでした。(詳しく知りたくなった方は、箕面病院までお尋ねください☆)

セミナー後に「気をつけて見てあげたらいい事柄が分かってすっきりしました」と言われ、私もスッキリしました!

他には毎年必要な4つの予防のことも、(もう耳にタコが出来るくらい聞かれているかもと思いつつ)クイズ形式でお話ししたら意外と回答がバラけました。「長い間勘違いしてました…」という飼い主さんもおられ、今回確認ができてよかったと思った次第です。
またお手入れの基本である、ワンちゃんの抱き方から具体的なブラシの当て方までをトリマーからお伝えしましたが、ここでも今まで自己流でちょっと間違ったやり方をしていたということに気付かれた方が多かったようです。

そんなこんなで予定の1時間がとても短く、終盤駆け足になってしまいそれでも時間オーバーでした。。。
もっと詳しく聞きたかったというお声もいただき、今後のセミナーに活かしていきたいと思っています。

最後に参加いただいた方がほとんどワンちゃんと一緒に来られたのですが、
1時間以上という、ワンちゃんにはとてもとても長い時間をどの子も大人しく飼い主さんの横やお膝で過ごしてくれていました。
これには正直驚きましたが、飼い主さんとワンちゃんの信頼関係がしっかりしていること、そして小さい頃からいろいろな場所で過ごす練習をしてこられた成果だと思います。子犬の時期に来院された方にはスタッフが社会化期の重要性を必ずお伝えするのですが、

今回改めてその大切さを目の当たりにした気がします。

熱心に聴講される飼い主さんの足元で・・・

お利口に座っているワンちゃん♪

次回は、5月14日(土)更新予定です。お楽しみに!

2015.08.04

しつけ・問題行動

キンダーガーデン仔犬の幼稚園 ~初めての子育てを応援致します~

初めて仔犬を迎えた家族の皆様へ

仔犬を迎えた家族の皆様にとって、かわいい仔犬ちゃんの成長はとても楽しみでしょう。私たちは親代わりとなって、たくさんの経験を仔犬ちゃんに教えていかなければなりません。上手に仔犬ちゃんを育て、トレーニングし、仔犬ちゃんが一生幸せに暮らせるようにしてください。
当グループ病院のキンダーガーデンでは、将来、問題が起こるであろう行動の芽を摘みとる場であります。早期若齢(生後2カ月~)での参加は、将来の困った行動を素早く解決する事につながります。
大切な社会化期の時期に、良い経験をたくさん与えて、自信に満ちた優しい愛犬に育てましょう♪

仔犬に最も大切な社会化期とは何?

人とワンちゃんたちが幸せに暮らしていくためにワンちゃんには基本的なマナーを覚えてもらわなければなりません。人と上手にご挨拶をしたり、やさしく噛むことを学んだり、決まった場所でおトイレをするなど、社会のルールを身につけていくことを社会化と呼びます。 仔犬の約生後8週齢から13週齢の間は、とてもフレンドリーで好奇心旺盛で、物事を記憶し吸収しやすい時期、それが社会化期と呼ばれます。

お家に子犬がやってきたら、必ずはじめにする『しつけ』
トイレのしつけ①
環境を整えよう!
• 愛犬がリラックスする部屋の中に、ベッドとは離してトイレを作ります。
• ペットシーツを敷き、トイレ用のプラスチック枠で留めておきましょう。
• 愛犬がトイレを覚えるまでは、家の中でトイレがある、一部屋だけ自由に歩き回るようにしておきます。

トイレのしつけ②
観察しましょう
• ごはんをあげる時間が決まっていれば、トイレの時間も自然と決まってきます。
• 愛犬の様子を観察し、トイレに行きたい様子を見つけてあげてください。
• 寝て起きた後やごはんを食べた後、遊んだ後などなど…

トイレのしつけ③
成功したらほめてあげましょう。
• トイレの部屋にいれておしっこ・ウンチをしたらすぐにその場でほめましょう。
• 違う場所でトイレをしそうにしたら慌てず、叫ばず、そっとトイレの部屋へつれていき、すこしでもそこでおしっこ・ウンチをしたらすぐにその場でほめましょう。

しつけのご相談は、大阪(箕面・茨木・高槻)の動物メディカルセンターへご相談におまかせください。

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