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2021.08.28

予防のこと

犬猫用で世界初のサプリメント『EneALA(エネアラ)』をご紹介します!

今回、ブログを担当します高槻病院の獣医師宮嶋です。
私ごとではありますが年齢を重ね、数年前より健康維持にとサプリメントを飲むようになりました。

朝の時間はバタバタした時間になりがちですが、朝食後に飲もうと決めて飲んでいます。
某有名なゴマ成分の入りEPA・DHAといったお馴染みのオメガ-3脂肪酸が入ったものを好んでいます。
まずは、家事での手荒れがなくなりました!継続が大事ですね。

よく似た成分で当院で扱っている犬猫用のサプリメントには、『アンチノール』があります。
これは、EPA・DHAの他に91種類にも及ぶ脂肪酸の入ったもので、関節・皮膚被毛・心血管・神経認知機能・腎臓の健康維持に役立ちます。
たくさんのワンちゃん・ネコちゃんが飲んでくれています。

実は、私自身が味見をしたことがあるのですが、いくらの味がしました。

さて今回は、
犬猫用として世界で初めて5-ALA(ゴ-アラ、ファイブ-アラ)を配合したサプリメント『EneALA(エネアラ)』をご紹介します。

5-ALAとは、5-アミノレブリン酸というヒトや動物や植物の細胞に含まれるアミノ酸で、食べ物から多くを摂取するには困難なものになります。

(エネアラ 飼い主さんパンフレットより)

ヒトでは、5-ALAはダイエットで有名なライザップの体質改善のサプリメントにも含まれており、化粧品では潤い増加効果や医薬品にも応用されています。
ヒトの大学研究で、新型コロナウイルスに対する可能性についても、今年テレビで報道されたことがありました。

犬猫では、5-ALAを補うことで、脂質代謝を助けたり、抗酸化・抗炎症に作用したり、慢性腎臓病の子に有効性が報告されています。
その他、脱毛症や乾性角結膜炎、猫伝染性腹膜炎にも寄与できる可能性についても報告されています。
サプリメントではありますが、様々な研究がなされています。

代謝が悪く痩せにくい子や、アンチエイジングを目指す子にお勧めです。
何よりカツオ風味で嗜好性が高い。
病気に対しては、腎臓病の進行を抑える一助になることを期待するサプリメントです。

ぜひぜひ、関心のある方は当院の獣医師に聞いてくださいね。

2021.04.10

予防のこと

今年も始まります!

おはようございます、こんにちは、こんばんは、動物メディカルセンター箕面 獣医師 上田です。暖かくなり、虫たちも顔を見せ始めた今日この頃。
今年も予防シーズンの到来です!

毎年しっかり予防をしていただいている飼い主様!

小さなご家族の健康を守っていただき、ありがとうございます!

今年もその調子で予防してあげてください!
去年は予防忘れちゃったという飼い主様!ご安心ください!まだ間に合います!今やらないでいつやるの?→『今でしょ!』(古っ!!)
予防はしたことありません!って飼い主様!気づいてください!小さな家族の健康を守れるのはあなたしかいません!予防できる病気にさせないことは飼い主様の務めです。

さて、予防予防と言っていますが、何を予防するのか覚えていますか?
・フィラリア予防(4〜12月)
・ノミダニ予防(通年)
±狂犬病予防ワクチン
±混合ワクチン
よろしければ当院HPの予防ページもご覧ください
http://www.doubutsumedical.com/yobou/

フィラリア予防は、犬だけでなく猫でも大切です。「室内飼いだから蚊に刺されない」という考えはあてになりません。室内飼いでもフィラリアに感染する猫はいます。突然死する可能性もありえます。できる予防はしっかりしておくことをお勧めします。
ワクチンは年に1回なので、予防シーズン以外の時期に接種される方もいらっしゃいます(特に混合ワクチン)。

採血にしてもワクチンを打つにしても針を刺さなければならず、程度の差はあれ、動物たちにとっては嬉しくないことで、中には病院嫌いに拍車がかかる子もいるかもしれません。そんな動物たちの注射による痛みを少しでも和らげられるように使う針は極細です!しかし、チクッとはするので、できればご褒美をご用意していただけると、動物たちにとってはチクッとする嫌な時間から、ご褒美がもらえる嬉しい時間になるかもしれません。普段はもらえない、スペシャルなおいし〜いご褒美もOK!あと、もう一つ。飼主様もあまり緊張せずにリラックスしていてください。動物達にドキドキが伝わっちゃいますから。

嫌そうな顔だけど頑張ってます。

無心になって採血に協力してくれています。
二人とも頑張ってくれたから、ご褒美あげちゃうっ!!

フィラリア予防していただいた方には当院オリジナルのクリップマグネットと投薬忘れ防止手作りカレンダーをプレゼント!投薬シールもついてます!(無くなり次第終了)
これで飲み忘れZE〜RO〜。

コロナウイルス感染予防のために予約制度やお車での待機をお願いしており、ご不便をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。
予防をしっかりと行って、これからの季節を元気に楽しく過ごしましょう!

2021.03.27

予防のこと

~健康に身体を動かす習慣を~

動物看護師の五之治です。

最近は春の陽気を感じれる、過ごしやすい気候になってきましたね!
毎年この時期は、花粉にやられている私ですが、なぜか今年は調子が良く…
わりと快適な日々を過ごせています笑

さてそんな私。
自粛期間中は家で過ごす事が多く、運動もろくに出来ていなかったので
良い機会だと思い、中学ぶりにテニスを始めました!

テニスはとても楽しく、いい気分転換にもなり、リフレッシュできて大満足‼
でしたが次の日…
全身バキバキの筋肉痛が私の身体を襲ってきました…(;´Д`)
あの頃のようにはいかないなあと、年齢を重ねていることを痛感しながら、
改めて感じたのが、日々の程よい運動の大切さです。
急にハードな運動を始めると、時には身体を痛めてしまうこともありますよね。

それは動物たちも同じです。
年齢を重ね、シニア期を迎えた子に対し「足が弱ってきたなあ、散歩の距離を伸ばそう!」では
その子の適切な運動量に合っておらず、過度な運動となってしまう可能性があります。
それを防ぐためにも、毎日の適当な運動で、健康的に筋力低下を防いであげることが大切です!
今回は、今から始めれる、簡単な筋力up、維持方法を3つご紹介します!

●散歩前のストレッチ運動
身体を動かす前に、関節などをほぐしてあげる事で
身体全体がポカポカ!活動性がupしてくれることが期待できます。

●散歩道を変えるだけ運動
・道の形状を変えてみる(ゆるやかな坂道など)・足場を変えてみる(砂浜・草むらなど)

普段、後ろ足に比べ、前足にかかっている体重の負荷が多いワンちゃんにとって、
身体のバランスが変わるだけでも、日常生活ではあまり使用しない筋肉を使用してくれます。
また、足をとられる場所では、自然と足を大きく動かして歩いてくれます。

●いつものアレを応用するだけ運動
“いつものアレ”とは”おすわり”です!流れ作業になりがちな、おすわりの方法を少~し変えてあげるだけ!

①まずは普通におすわり!

②後ろ足の位置(★)を動かさないようにして…

③その場で立って!その場で3秒間キープ‼

地味に見えて、屈伸運動、そして腹筋にも効きますこの運動‼
ひとつひとつの動きをゆっくり行ってあげるのがポイントです!

いかがだったでしょうか?
3つご紹介しましたが、その子の年齢、状態によって適した運動は変わります。
無理はせずに…。健康的に身体を動かしていきましょう。
私もあの日以降というもの、程よく筋トレに励んでおります。笑
一緒に頑張りましょう。

4月から本格的に予防シーズンが始まります。
予防できる病気はしっかり予防して、素敵な春を過ごしましょう!

 

2020.07.25

予防のこと

お出かけの時に役立つグッズや気をつけたいこと

こんにちは、動物メディカルセンター箕面 動物看護師 大盛です!

7月に入っても雨続きな日々が続いていましたが、少しずつセミたちも鳴き始め例年より遅れての夏本番が感じられるようになりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
夏の暑さにめっぽう弱い私ですが、毎年この時期になると旅に出たい衝動に駆られます。
(なにを隠そう私はメディカルスタッフきっての(?)一人旅好きなのです…)
ですが今年は新型コロナウイルスの影響で一人旅は完全自粛モードに…
最近はGoogle のストリートビューを利用して全国津々浦々旅に出て(出た気になって)いましたが、先日足を延ばして三重県・伊勢神宮に参拝してきました。

少し蒸し暑さを感じる日でしたが、多くの方が参拝に訪れていました。
内宮・外宮まで道ではペットちゃんたちと歩かれている方も多く見かけ、ペットちゃんたちもカートや抱っこされ楽しそうにお散歩していました。

近年ペット同伴での観光や宿泊できるスポットが増え、ペットちゃんと一緒におでかけされる方も増えてきたように感じます。
今回はそんな楽しいお出かけの時にこそ役立つグッズや気を付けたい事についてご紹介します。

①ペットボトルがお手軽保冷剤&冷た~いお水が飲める水筒に変身!
これは実際に私自身も旅先で使うライフハックです。
ペットボトルで保冷剤を作られる方も多いと思うのですが、ちょっとひと手間加えるだけで2つの利用法ができます。
作り方はいたって簡単!

通常、ワンちゃんたちはパンティング(ハァハァといった呼吸)で体からの熱を逃がしていますが、その際に体内の水分も失っています。
特に夏場はパンティングが増え脱水しやすくなるため、熱中症のリスクが上がるのです。

代わって「猫ちゃんたちは涼しいお部屋で過ごしているから大丈夫」…いえいえ、実は室内暮らしの猫ちゃんも熱中症のリスクは十分あります。
猫ちゃんの中でも冷房の効いたお部屋が苦手な子は、冷房から逃れてわざわざ暑い所に移動しているうちに熱中症になっていたなんて子もいます。

そのリスクを減らすためにも室内屋外問わずこまめな水分補給が必要です。
このペットボトル保冷剤をタオルに巻いてケージ内に入れておけばお部屋でも移動中でも快適に過ごせますし、
外出先で程よく冷えたお水を与える事ができるのでぜひお試しあれ!

 

②冷感素材グッズや薄手の服を使う
ペットちゃんのお洋服でも冷感素材のものも増えてきているようです。
夏場にお洋服は暑いと思わるかもしれませんがきちんとメリットもあります。
水にぬらすタイプだと涼しさを感じられるだけでなく、気化熱の仕組み応用して体の熱が逃げやすくなるのです。
また、短毛種の子であれば紫外線による肌ダメージを和らげる事が期待できます。
お洋服が苦手な子は冷感素材のタオルや凍らせた給水タオルを首に巻くのもおすすめです。

③忘れてはならない『小さい彼ら』の予防!
夏だからこそ山や川などの避暑地に訪れたいもの。
そしていつものお散歩も夜の涼しい時間帯を選ばれる方も多いのでは。
そんな飼い主さまの気持ちを狙ったかのように忍び寄る影があります…
それは…!『ノミ』と『ダニ』です。
毎年春にフィラリア予防と一緒にお伝えしているノミダニ予防。
このノミダニが特に猛威を振るうのがこの夏の時期なのです!
たかがノミとダニ、されどノミとダニ。この小さな猛威に侮るなかれ…彼らは寄生のみならず時には死に至る病気を運んでくる事もあります。
楽しいお出かけを悲しい惨事にさせない、ヒトや同居の子、他のペットちゃんたちに「移らない・移させない」ためにも、正しい予防が必要です。

当院ではその子のライフスタイルに合わせたノミダニ予防薬を処方しています。
今年の春の予防はもうお済みですか?
まだの方はお早めに予防診察のご予約をお願い致します。

少しでも皆さまの快適なサマーライフの参考になりますように

次回のブログ更新は…8月8日(土)です…

2020.03.28

予防のこと

犬と猫の花粉症


はじめまして、動物メディカルセンターの獣医師の盛岡愛子です。
といえば、新生活!お花見!ゴールデンウイーク!そして…私にとっては大変憂鬱な花粉症の時期でもあります…
毎年この時期になると、涙がポロポロ、くしゃみ・鼻水が止まらなくなり、花粉症のことを思い浮かべるだけでも顔がムズムズ痒くなってしまいます!
もはや、3人に1人が花粉症と言われる時代、実はわんちゃん、ねこちゃんにも花粉症があるのをご存知でしょうか?
わんちゃんねこちゃんの場合、花粉症の症状として一番多いのは、人とは異なり、皮膚の激しい痒みや皮膚の赤みで、次がくしゃみ、鼻水、咳、喘息(特に猫)となります。
「毎年この時期になると体を痒がり毛が抜ける…」
「毎年この時期になると体を床に擦り付けたり、しきりに足先を舐めて肌が真っ赤になってしまう…」
「お散歩で草むらを歩いたあと、顔や耳が真っ赤で眼が腫れぼったい…」
このような症状が見られたら、花粉症の可能性があります。
わんちゃんねこちゃんのアレルギー性皮膚炎は、原因になる物質、いわゆるアレルゲンによって大きく3つに分かれます。

ノミアレルギー性皮膚炎:
ノミ寄生によるもの。

食物アレルギー:
食べ物によるもの。

アトピー性皮膚炎:
環境中のハウスダストによるもの。
(ほこり、ダニ、花粉、カビなど)

⇒このうち花粉症は③アトピー性皮膚炎に含まれます。
アトピー性皮膚炎は、柴犬やシーズー、レトリバー種、フレンチ・ブルドック、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、猫ではアビシニアン、ヒマラヤン、ペルシャなどに多く見られますが、どの犬種・猫種でも見られます。若く(~3歳)から症状が現れることが多く、激しい痒みと、それに伴う皮膚の左右対称性の炎症が見られます。


犬種・猫種、年齢や症状、症状があらわれた部位・時期・期間・頻度などから、アトピー性皮膚炎が疑わしい場合、まず他の病気(感染性皮膚疾患など)を除外し、アレルギー検査(血液検査)にてアレルゲンを調べます。


動物アレルギー検査株式会社
パンフレットより引用・改変

わんちゃんねこちゃんのアトピー性皮膚炎は、生まれ持っての体質が大きく影響し、体調やストレス、皮膚のコンディションやその他のアレルギー、感染など複数の原因が重なって発症するため、お薬だけでなく生活環境の改善など総合的な治療長期的に必要になります。

治療法・対策としては、
お薬を使う(痒み・炎症を抑える。これが中心となります。)

②皮膚のバリア機能を整える(補助的な治療)
・必須脂肪酸を含むサプリメント・フード
薬用シャンプー&十分な保湿

③原因となるアレルゲンを取り除く・避ける(おうちで出来る対策)
・わんちゃんねこちゃんが生活している場所をこまめに掃除し、清潔に保つ。花粉飛散量の比較的少ない早朝・夜間に換気をしたり、空気清浄機を利用する。
・ニュースで花粉の飛散が多い日・時間帯(日中)はお散歩を控える、草むらを避ける。
・洋服や靴下を着用して皮膚がアレルゲンに直接触れないようにする。
・お散歩から家に帰ってきたら体や足先をウエットシートなどで拭いてあげたり、ブラッシングするなど。

春~秋にかけて、花粉症の人はもちろん、わんちゃんねこちゃんにも辛い時期になります。大切な家族の一員として、わんちゃんねこちゃんの皮膚にも注意して、気になることがあればいつでも病院にご相談くださいね!

2020.01.11

予防のこと

冬場も脱水に注意!!

こんにちは。
動物メディカルセンター茨木、動物看護師の竹下です。

突然ですが、皆様のおうちの子は、しっかり水分取られていますか??
ご存知かも知れませんが、夏場だけでなく冬場も脱水には注意が必要なんです。

水は、体内の物質の運搬や体温調節などにも関係しており、水分不足で循環がが悪くなると
様々な疾患を引き起こす可能性があります。

寒いと活動量が減るので暖かい時期と比べると飲水量も少なくなりがちです。
特に高齢の猫ちゃんはさらに渇水感が低下し、気が付かないうちに脱水傾向になっていることがあります。
こまめに水分補給を促してあげましょう。

●目安として
1日に必要とする水分量=体重(kg)×水50ml
例)4kgの場合 4kg×50ml=200mlが1日に必要な水分量となります。
(フ―ドの水分量も合わせて)
●水分補給を促す工夫として
・水飲み場を増やす。
・食器を変えてみる。
・飲みやすい高さに変える。
・ドライフードをふやかしてみる。
・缶詰などのウェットフードをトッピングしてみる。
・普段のお水に+αしてみる。
寒い時期はご家庭でお鍋を食べる回数が増えると思います。
味付けをする前の野菜のゆで汁や、鶏のササミのゆで汁などを加えるだけで
喜んで口をつけたりしてくれると思います。


ちなみに、院内の猫ちゃんたちは、ぬるま湯にするとすぐに飲みに来てくれます。
おうちでも色々と試してみてくださいね♡

●おうちで簡単に脱水をチェックできる方法


背中の皮膚を写真のようにつまんでみてください。
正常な場合は1-2秒で元に戻ります。
脱水症状を起こしている場合は、
皮膚の弾力が失われいるため元に戻るのに3秒以上かかります。

チェックして脱水しているかもと少しでも感じたら、病院にご相談下さい。

人と同様に、動物も水分補給は大切です。
しっかり水分補給をして、元気に新しい1年を過ごしましょう。

2019.12.14

予防のこと

初めての目薬チャレンジ!!

はじめまして!入社して8か月になりました!
動物メディカルセンター箕面、動物看護師の小林です。
今回初めてブログを担当させて頂きますので、本題の前にまず私の愛犬を紹介します!

名前はふたば君
ヨークシャーテリアの男の子です!
年齢は1歳10か月、まだまだやんちゃ盛り
<性格>
家では好奇心旺盛で遊ぶの大好き!家族大好きなのですが…
外に出ると、もう犬やら子供にビビりまくり(笑)
急に大人しくなります!
内弁慶タイプですね。ふたばは、小林家にとって初めてのわんちゃんです!
私たちの大切な家族です。

さて、そんなふたば君ですが、今年の夏に目の疾患にかかってしまいました。

この日から、毎日1日3回目薬をすることになりました。
ふたばにとって目薬は初めてで、爪切りやシャンプーなど、何かをされることが少し苦手なので嫌がらないか心配でした…

でも、毎日するなら目薬を負担に感じて欲しくない!!と思い最初は慎重に、ご褒美も使いながらやっていくと…
今では私が目薬を持つとスッとおすわりして待機してくれます。

目薬が嫌で大人しくしてくれない子や、目薬を持つと逃げてしまう子からすると、急に目に冷たいものが当たったり、
変な物が目に近づいてくるなんて怖いですよね。

ここで、私がわんちゃんに目薬をする時に、大事だなと思ったポイントをお伝えします。

 

目薬をするにあたっての手順

① おすわりをさせて、目薬をさしやすい位置に自分が移動します。
(ふたばは、後ろから何かをされるのが苦手なので前からしてます。犬の後ろ側から抱っこするようにしてもいいと思います。)

② あごの下に手を添えて少し上を向かせ、顔が動かないように固定します。

③ もう片方の手で目薬を持ち、犬から目薬が見えないように後ろから目薬を垂らします。

④ 出来たらご褒美をあげてたくさん褒めてあげましょう!!

ポイント

・目薬の容器が犬の視界に入らないことが大事だと思います。
正面からもっていくと嫌がるので後ろからバレないようにさしましょう。
・目薬の先は目に触れないようにしましょう。

おやつを与えながら目薬をするのも一つの手です!
目薬をもってない側の手でおやつを持ち、おやつを食べている間に目薬をしちゃいましょう!

色々な方法を試してみても暴れて全くできない!
という場合は、無理に押さえつけて目薬というのはやめましょう。
余計に恐怖心が増してしまいます…
ゆっくり慣れることが大事です。
また、何か分からないことがあればスタッフまでお気軽にご相談下さい。

2019.06.08

予防のこと

防ごう!熱中症!


こんにちは。動物メディカルセンターの獣医師の盛岡です。
令和元年。その最初の5月から北海道で39℃を観測する記録的な高温になり、今年はすでに熱中症のニュースをよく耳にします。
そこで今回は熱中症に関する話をしようと思います。症状の程度は様々ですが、重度になると命に係わる怖い病気です。本格的に気温が上がってくる前に、熱中症対策をしましょう!

<原因>
熱中症は直射日光、高温多湿、運動などが原因となります。急激に体温が上昇すると体温調節機能に異常がおこり、体温を自力で下げることができなくなり熱中症になります。

<リスク>
熱中症のかかりやすさは様々なリスク因子が絡んでいます。以下の項目に当てはまる場合は注意が必要です。
①熱を発散させづらい状態か
汗をかかないので熱の発散の多くは呼吸でおこないます。そのため、ペキニーズやパグ、フレンチブルドッグなどの短頭種肥満で呼吸がしにくい状態、心臓病や呼吸器の病気を持っている子は熱を発散しづらい状態で、体温が下げにくい状態にあります。
②脱水しやすい状態か
脱水も熱中症の発症にかかわってきます。嘔吐や下痢をしている子、オシッコがたくさん出る慢性腎臓病などの病気を持っている子は発症しやすいです。
③熱を受けやすいか
熱い地面に近い短足の子毛色が黒く日光を吸収しやすい子は熱を受けやすいので注意しましょう。
④年齢
若い子年を取った子は成犬と比べて体力がないため注意してください。

<症状>
最初に体温が上がって、体を触ると熱くなっていることがわかります。その状態が持続すると熱中症になり、徐々に容体が悪化して症状が重くなります。
①初期:上がった体温を下げるためにパンティングという「はっはっはっ」と浅くて速い呼吸をして、ヨダレを垂らします。
②軽度:次第にぐったりとして元気がなくなり、嘔吐や下痢をする子もいます。
③重度:さらに悪くなると意識が混濁し、呼びかけにも応じなくなり、けいれんをすることもあります。

<予防・対策>
熱中症の予防と対策は①水分補給②危険な場所を避けることの二つになります。
①水分の補給

水分補給はこまめに行い脱水症状に陥らないように気を付けることが大事です。室内でお留守番中はお水をこぼしてしまうことや、飲み干してしまうことも考えてお皿を複数準備しておくと良いと思います。お散歩の際は携帯用のお皿と飲み水を水筒やペットボトルなどに入れて何時でも飲めるようにして出かけましょう。また、ミネラル分の補給のために動物用のスポーツドリンクも最近では売られており、嗜好性が高く、好んで飲んでくれる子も多いようです。

②危険な場所
様々な場所において熱中症にかかります。特に注意が必要な場所をリストアップしました。

昼間の散歩ドックランは気温も高く、さらに直射日光や地面からの輻射熱によりすぐに体温が上昇してしまうので危険です。散歩に行く際は、なるべく日が昇っていない早朝や日没後にしましょう。ただし、日没後に行く際は気温だけではなく、歩く地面の温度を手で確かめて熱くないか確認するようにして下さい。

車内の事故も多いです。JAFが行った実験によると真夏の炎天下でおいて、窓を閉め切った車はわずか30分後の車内温度は約45℃を超えてしまいました。また、窓を開けた状態や、サンシェードをした状態にしたとしても、30分後には40℃を超え、車内に留まるには厳しい車内温度になることが分かっております。車の中は短時間であっても絶対に動物を置き去りにしてはいけません。

また、室内も安心はできません。熱中症の発生のおよそ70%が室内で起こっています(アニコム損保「STOP熱中症新聞 VOL.1」)。室内の温度管理は重要ですのでエアコン・扇風機をつかって快適な温度を保ちましょう。また温度管理以外にも動物たちが涼しく快適に過ごすために、様々な清涼グッズがあります。冷却マットやバンダナ、凍らせたペットボトルなどを活用するのも良いでしょう。

<熱中症かな?と思ったら…>
症状と照らし合わせて、少しでも熱中症を疑わしいときはすぐに病院に連絡し応急処置を行いましょう。応急処置は水分の摂取と体温をさげることになります。体温を下げる方法は様々な方法がありますが、水が蒸発する際の気化熱による熱の放散が効果的で、かつ下げすぎる危険性も比較的低いので安全かと思います。タオルを常温の水道水で濡らして体にかけます。そして、熱の放散を促すために扇風機や団扇などで風を当ててください。タオルで包んだ保冷剤や氷嚢を使って大きな血管が通っている場所を冷やすのも効果的です。

応急処置のみで油断せず、必ず病院に連れてきてください。

<まとめ>
以上が熱中症に関する話になります。熱中症はしっかりと知識を身に着けて、対策を行えば予防できる病気です。これから、さらに暑い夏がやってきますが、熱中症に負けず楽しい季節にしましょう。

2019.05.25

予防のこと

再確認!春の健康診断 何したっけ?

こんにちは。
動物メディカルセンターの獣医師の高橋です。
春の予防シーズンも終わりが近づいていますが、もうお済ですか?

当院では、フィラリア感染の有無を調べるための検査と同時に
健康状態を調べるための内臓の検査も実施しています。
血液検査によって、症状がなくても異常を発見することができ、早期治療に役立ちます。
さて、血液検査の結果は以下で示す紙でお知らせしたかと思います。

春の検査はスクリーニング検査として項目数を絞っているのですが、どの項目が何を表しているのかわからなくなってしまうこともあるかと思います。
これは主にお腹の臓器の状態を調べています。

今日は、この項目についておさらいをしたいと思います。
わからなくなったらブログを見返せば思い出せる!
っていうのを目標に。

総コレステロール(TC)
血液中の脂肪です。
脂肪というといらないように聞こえるかもしれませんが、
体内では色々な物質の原材料になるため必須なものです。

高くなる原因としては、運動不足、ストレス、肥満、食後などの生活習慣からくるものや、
甲状腺ホルモンの不足、糖尿病、肝胆のう疾患等が原因となって高くなることがあります。
シェルティーやミニチュア・シュナウザーなどは高くなりやすい犬種と言われています。

高コレステロールによって症状が出るというよりは、高コレステロールになる原因、
もしくは高コレステロールを誘発する疾患によって症状が出ることが多いため、日頃から以前と異なる様子がないか見ておく必要があります。

コレステロールが低くなる原因は、肝機能低下などがあります。

血糖値(Glu)
血液中のブドウ糖量で、身体のエネルギー源です。
疾病は血糖値が高くなる糖尿病が有名ですね。

糖尿病によって高血糖が続くと、多飲多尿になったり、
白内障、昏睡状態になることもあります。
その他、副腎皮質機能亢進症やストレスでもなります。
ネコちゃんは来院時に興奮していると高血糖になる子
が多いです。キャリーケースなどにタオルをかぶせて
あげると、落ち着くかもしれませんね。

逆に、膵臓の腫瘍によってインスリンが多くなったり、肝硬変のような肝疾患などで、
低血糖になると、ふらつき、ケイレン、意識低迷などがみられます。

AST(GOT) / ALT(GPT)
肝臓に関わる数値です。
肝臓は、色々な物質を合成したり分解したりする大工場です。
沈黙の臓器といわれる肝臓なので、数値が基準範囲を超えていても症状がないことが多いですが、

出てくる症状としては、
元気食欲の低下、下痢、嘔吐、黄疸、お腹の膨らみ、ケイレン、多飲多尿などがあります。
数値が上昇していれば、肝障害(肝腫瘍や循環不良など)や薬剤投与、骨格筋疾患などが疑われます。
また、人用のものを食べさせると、肝臓に負担がかかってくることがあるため、注意が必要です。


尿素窒素(BUN) / クレアチニン(Cre)
腎臓に関わる数値です。体中で作られた老廃物をろ過して、おしっこを作る臓器です。
数値の上昇は、腎不全以外に、脱水食後、消化管出血、尿路閉塞などでもあらわれます。
腎不全になると、元気食欲低下、多飲多尿、削瘦、嘔吐などがみられます。
ただ、これらの数値は腎機能が7割落ちた時に上がってくる数値です。
そのため、尿検査や腎機能低下が早期にわかる検査などを提案することも多いです。

腎臓は再生しない臓器ですので、お家では、しっかりと飲水をさせ、
腎臓用フードにするなど、腎臓に対するケアが大事になります。

PCV(packed cell volume )
血液中に含まれている赤血球血の割合を示しています。


数値が小さいと赤血球が少なく、貧血といわれます。

原因としては、失血造血能力の低下免疫系異常などがあります。
症状は、呼吸が早くなったり、元気食欲低下、倦怠感などがみられます。このような症状がみられたら、お家では、舌の色が白くっぽくなっていないか確認しておくことが良いでしょう。

上昇は、興奮脱水などでみられます。
病院へ来ると、どうしても興奮・緊張してしまう子が多いと思います。
「興奮しないでー」と、言っても難しいですので、これまでと比較して判断をしたりします。

TP(Total protein)
血液中のタンパク質の量を示しています。
主にアルブミンとグロブリンというタンパク質の合計がTPを示しています。
低下は、肝疾患、腎疾患、消化器疾患などを疑います。
増加は、脱水炎症を疑います。

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さて、検査項目について、どの項目が、何の臓器に関わっているか再確認できたでしょうか?
実際には、どの項目もたくさんの臓器に関わっていることが多いため、異常値が出たから
即 この臓器が悪くなってる!っていう判断ではありません。
現在の状態、問診内容などで総合的に判断しています。

血液検査の結果で、「後日もう一度検査をしましょう」と言われた方もいると思います。
ワンちゃんネコちゃんは私たちとは歳の取り方が違いますので、1ヶ月も経つと変化も大きいです。
また、検査項目で食事の影響を受ける項目もありますので、
血液検査(特に再検査)をする予定があるかもしれないときは、絶食をおすすめします。

私たち人でも、採血の時は絶食で検査に行くのと同じです。
・・・ごはんを待って鳴いてると、あげたくなってしまいますけどね。
再検査でしっかりと確認して、健康でいられるようにがんばっていきましょう!

2018.05.26

予防のこと

これからの時期、敵は蚊だけにあらず!

こんにちは。
動物メディカルセンター 獣医師の尾﨑です。

ゴールデンウィークも終わり、皆様ワンちゃんと旅行などたくさん思い出を作ることができましたでしょうか?

我が家には、世界一かわいいラブラドールが2頭います。自然豊かな徳島県で生まれ、この時期になると山に川にとたくさん遊びに行ったのが懐かしいです。

現在大阪にいるので少なくなりましたが、川遊びを楽しむために奈良や和歌山へ今もよく行きます。
これからの時期は、人も犬も川遊びには特に最高の季節です!!
うちの子達は泳ぐだけでなく、主人の趣味のカヌーにも付き合わされています。なかなかじっとしてくれませんが一応船にも乗ってくれます!乗ると揺れるので写真はなかなか撮れなくて困ります(笑)。だいたいカヌーの後ろを泳いでついてきて、乗り込んではまた飛び込むを繰り返して川を下って(流されて)いきます。

 
そんな川遊びを楽しむ我が家ですが、ある日ちょうど河原で遊び終えて帰ろうと車に乗せ支度を整えていました。

助手席にいるクランの顔をふと見ると、毛の上でモゾモゾと動きまわる赤茶色のものを見つけました!

ダニッーーーーー!!

毛の上にいたのですぐに気づき、つまみとることができましたが、毛の下に潜り込まれていたら気づかなかったかもしれません。

初めて見つけた時は恥ずかしながらかなり慌てました。今でも遊んだあとにたまに毛の上にいることがあります。

実はこの時期フィラリア予防で蚊に注意がいきがちですが、特に気をつけていただきたいものの一つが
“ダニ予防”です。

ダニは街中の公園やいつものお散歩コースにも普通に潜んでいますが、さらに河原やキャンプ場といった夏の遊び場では、街中よりたくさんのダニがいる可能性もあり注意が必要です!
ダニは赤血球に寄生するバベシアという寄生虫を運んだり、寄生によるアレルギーを引き起こしたりとワンちゃんに病害を与えるだけでなく、最近話題になったSFTSなど人に感染する様々な病気も運んできます。

ダニの予防はワンちゃんだけでなく、お子さんなどご家族への感染の予防にも繋がります。
知らぬ間に感染して、そのままお家に持ち帰ってしまわないようにダニ予防をしっかりと毎月行い、帰るときにはしっかりと全身チェックしてあげましょう!
またダニが引っ付いている場合は、無理に引き剥がさず病院へ連れてきてあげてください。無理にとるとダニの一部が残ったままになってしまう可能性があります。


当院で主にオススメしているのは、フォートレオンという滴下式のものになります。蚊除けの効果もあり、フィラリア予防と合わせてこの時期オススメしています。また滴下タイプで皮膚が赤くなる等苦手な子は、経口タイプのものもありますのでご相談ください。

この時期、注意するのは蚊だけではなく、ダニにも注意してあげてください!

2018.05.12

予防のこと

健康ドックの一日

こんにちは。動物メディカルセンターの獣医師盛岡です。
今回お話ししたいのは、健康ドックの話です。当院のワンニャンドックを受けていただく方も多く、飼い主様の動物たちの健康に対する関心も強くなっていると実感しています。そんなワンニャンドックの検査の裏側を今回はご覧いただこうと思います。協力してくれるのは、スタッフの銀ちゃん(猫)と、今年から新たに病院のスタッフに加わった高橋先生とぼんちゃん(犬)にも参加していただきます。

① まずは聴診器を使って身体検査をしているところです。体重や体型をみるだけでなく、頭からしっぽの先まで隅々まで五感を使って検査をします。


高橋先生とても真剣に聴診しています!

② 血圧測定中です。オシロメトリック法という測定法で、人の病院で機械が自動で測定してくれる方法と同様の方法です。


手足をギュッと締め付けられて最初はビックリしちゃって血圧が高く出るので、何回か繰り返し測定します。

③血液検査のための採血をしています。

針を刺されるとわかってしまい、ちょっぴり緊張していますが、頑張っています。

④尿検査は持参してもらったおしっこを試験紙につけて異常を検出します。

⑤便検査をしているところです。顕微鏡をつかって異常がないか観察します。

⑥心電図をとっているところです。ワンちゃんネコちゃんは、右下に横になってもらって検査をします。


動かないでジッとしてもらうのがポイントです!

⑦レントゲン検査を行っています。台の上で仰向けになったり、横になったりしてお腹と胸のレントゲン写真を撮影します。


動物たちは息を止めてもらうことができないので、タイミングを見計らって撮影します。

⑧お腹の超音波検査をしています。クッションの上で仰向けになってお腹に超音波のプローブを当てて検査します。


少しくすぐったいかもしれません。

このほかにも、眼を詳しく見るために眼科検査、耳の中を覗く耳道内視鏡検査などの検査もあります。
1日かけてとても多くの検査を受けていただきます。

 

お疲れ様でした!

最後に検査の後には、検査報告書という形で後日書面にて結果を報告させていただいております。

こちらが出来上がった報告書です!

ドック検査は病気の早期発見・早期治療を目的として行うものではありますが、それ以外にも飼い主様の安心や大切なパートナーたちの健康増進に寄与する検査だと思います。特にドック報告書でも総合評価のページでは、飼い主様に検査結果をよく理解していただけるようにコメントしています。普段の生活ではわからない体の変化をお伝えすることで日頃の生活習慣の改善につながり、それによって病気の予防や動物たちの健康寿命を長くすることができると考えております。
この記事を読んでワンニャンドックに興味をもった方は是非受けていただけたらと思います。

2018.04.29

予防のこと

フィラリア 猫

こんにちは。

動物メディカルセンター茨木 看護師 野尻です。

春になり犬、猫も予防のシーズンが佳境を迎えています。


今回はその中でもフィラリア症の話をしたいと思います。

フィラリア症とはなんなのか!

フィラリアとは蚊によって感染する寄生虫です。
フィラリアの幼虫を持つ蚊に刺されると体に幼虫が入り、体内を移動しながら成長し、最終的に心臓に寄生します。

フィラリアに感染してもすぐには症状がでないことが多く気づいた時には命に関わるほどになっていることもあります。

そのためしっかりとした予防が必要なのです!

近年は猫にもフィラリア症が多くなってきています。
実に10匹に1匹の猫ちゃんにフィラリアの幼虫が寄生しており、その中でも40%が室内で飼っている猫ちゃんです。

お家で飼っているから大丈夫と思わずにしっかりと予防してあげましょう。

犬のフィラリア症とは違い猫のフィラリアは心臓よりも肺に深刻な影響を与え、重篤な場合は急性肺障害を引き起こしたり突然死することもあります。

また一度心臓に寄生してしまうと、確立された治療法がなく対症療法のみになってしまうので、注意が必要です。

メディカルグループの猫ちゃんたちにもフィラリア予防のお薬を毎月かかさず飲ませています。

大切な猫ちゃんを守るために充分な予防を心掛けましょう!

次回、ブログ更新は5/12予定です。

2017.08.12

予防のこと

ノミ・ダニ駆除を忘れずに!

動物メディカルセンター茨木の獣医師宮嶋です。
先日、マダニを介してうつるウイルス性の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症したとみられるネコに咬まれた女性の方が亡くなられるという驚きのニュースが流れました。
動物だけではなく、ノミやダニが人にもたらす病気は、今回のSFTSや日本紅斑熱など死に至るものや、ノミ刺咬症、猫ひっかき病など大きな病気に発展するものなどがあります。

下の写真は、散歩に行ったワンちゃんに付いてきたマダニです。
(容器の中に、大量のマダニが入っています。)

1回の散歩で、これだけ多くのダニに寄生されることもありますが、数匹が目の周りや耳などの軟らかい皮膚に吸血していることもあります。幼ダニでは、数mmの大きさのため、見つけられないことがあります。
この北摂地域は、マダニが多く生息しています。都会の公園や河原などにも多くいます。
まず、動物たちがノミ・ダニ介在性疾患にならないように、なにより『予防』が大切です。
・猫は屋外に出さない
・犬は草むらや藪の中に行かない
という回避だけでなく、ノミ・ダニ予防薬の使用をしっかり行いましょう。

今回のSFTSウイルスについては、動物の細胞外では非常に弱いウイルスです。ヒトの感染経路も主にマダニですが、もし野良犬や野良猫に噛まれたら、まずは流水で患部を良く洗い流し、石鹸でもSFTSウイルスは死滅するので、最低5分以上洗いましょう。そして、すぐに人の病院を受診してください。

2016.04.09

予防のこと

4月です!予防シーズン始まりました!

こんにちは。
動物メディカルセンターで主にしつけとリハビリを担当している小池です。

 桜も満開になりました。
当院では、4月に入ったとたん、狂犬病予防やフィラリア予防などの春の予防で
ご来院される方が増えています。
今からの季節はワンちゃん・ネコちゃんにとっても最も活動しやすい時期です。
早めに予防を済ませて、安心してお出かけを楽しもうと考えていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

私が動物メディカルセンターに入社した十数年前・・(と言っておきましょう(笑))。

フィラリアに感染して緊急手術を受ける犬は月に1頭ぐらいいました。
そのさらに10年前は、フィラリア予防がまだまだ普及していなかったため、日常的に手術が行われていたと聞いています。
もちろん、手術を受けるまでに亡くなってしまう犬も相当数いました。

予防できる病気にかかってしまって命を失うことって、ペットにとっても飼い主様にとってもとても悲しい出来事です。
せめて、お薬の投与やワクチン接種で、防げる病気は防いで寿命を全う出来たら・・・
そんな思いから始まったのが、当院の病院会員制度なのです。

動物メディカルセンターの病院会員制度は今年で23年目。
年々ペットとの関係性も密度の濃いものとなり、求められるニーズも少しずつ変化しています。病院会員制度も、それに合わせて進化しており、現在の『プレミアム病院会員』という形にたどりつきました。

 23年前から変わらず、私たちが『長生きするための4大予防』と
呼んでいる
1)ワクチン接種
2)フィラリア予防
3)ノミダニ予防

  4)歯周病予防
をベースに、救急専用コールなど、様々な『もしも』に備えて安心できる
サポート体制をとっています。

長生きするための毎月のお手入れ、ワンニャン健康ドックのご優待、シニア健康エクササイズクラブもあり、ただ単に長生きを目指すだけでなく、元気でいられる健康寿命を延ばすことにも力を入れています。
もちろん、トリミングやペットホテル、処方食などサービス部門のご優待も充実しており、あらゆる角度から備えた会員制度になっています。

ちょうど5月末までの限定募集なので、予防がまだで興味のある方は、ご来院の際、お声をおかけ下さいね。わかりやすくご説明させていただきます。

私は、ペットの診療は、飼い主様との信頼関係から成り立つものと考えています。
もの言えぬペット達を診断し治療し、その健康を保っていくことは、飼い主様と二人三脚で歩みをそろえることが必要不可欠です。
もし、日頃気になること、疑問点、もやもやすることがあったなら、どんな些細なことでも構いませんので教えてくださいね。

では、これから予防にご来院予定の方、お会いできることを楽しみにしております。

2016.02.06

予防のこと

1年を通して予防しよう!ノミとダニの駆虫・予防

夏だけじゃない!一年を通して予防しよう!ノミとダニの駆虫・予防!!

こんにちは、動物メディカルセンター箕面の看護師・中家です。今回はノミ・ダニ予防についてお話ししたいと思います。

すっかり寒くなった2月一か月に一度のフィラリアの予防も今はオフシーズン。そしてついうっかり忘れがちなのがノミとダニの駆虫・予防です。

トリミングやホテルの時には必ずお願いしているノミとダニの予防ですが、その際によく「ノミやダニの予防はいつまでなの?」といった声を耳にします。

ノミやダニは簡単に予防することができる反面、ほかの予防と違い軽く見られがちなものですが、実はとても大切な予防の一つなのです。

そこで私からはノミやダニのことを詳しくお話ししたいと思います。

ノミやダニの発生時期は春から夏にかけて最も多く、冬に近づくにつれて活動性が低下します。

しかし近年では冬でも室内が暖かく安定しているので、ノミやダニが活動する時期が長くなってきています。
また、室内が13度以上になる環境ではノミやダニが繁殖するのに適しているため、冬でも家の中で増えていく危険性があります。
そのため一年を通して駆虫・予防をすることをおすすめしています。

ちなみに、ノミは見つけても決してそのままつぶさないでください。つぶしてしまうと卵が周りに飛び散ってしまうからです。
また、ダニの場合は頭の部分だけが残ってしまう可能性もあるので見つけたらそのまま病院に来ていただくことをお願いしています。


ノミやダニの駆虫・予防をするには従来のスポットタイプのほか、飲み薬タイプもあります。
その子の性格と皮膚の状態に合わせ、オーナー様と獣医師が相談して決めるので、安心してお使いいただけます。
痒みは日常生活を送るうえでとても辛いものです。寄生される前に通年予防をしっかりとしてあげてください。
つい先日も、診察をしている子のお腹でもぞもぞと動くノミがいました。その時はドクターも一緒だったのですぐにセロテープでキャッチし、駆虫薬を垂らしました。
「こんなに寒くなってもノミやダニは草むらに潜んで動物に飛び移る機会をうかがっているんだなぁ」と思った一日でした。
もう一度改めて、おうちの大切なご家族はしっかり予防ができていますか?
次回は・・・2月13日にアップします!