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2018.11.10
ペットの病気
皆さん、初めまして。
動物メディカルセンターの獣医師の高橋です。
少しずつですが、皆さんと接する機会も多くなり、目新しさで半年が過ぎました。
そんな中で、私が診察で時々遭遇する可愛いワンちゃんネコちゃんの異変の一つを紹介します。
それは、、、眼です!
ワンちゃんネコちゃんとアイコンタクトしない日ってありますか?
ないですよねー。何もなくても眼と眼が見つめあう。。。
あれ?なんか赤いぞ!
と、いうことで今回は赤目といわれる状態の一部をご紹介していきたいと思います。
眼の構造は複雑で、
結膜や角膜などの眼の表面側や水晶体や硝子体などの眼の中側など色々とあります。
その中で、赤目といわれるのは主に結膜と言われる部分が関係しています。
赤目とは結膜の細い血管が膨張し、血がたくさん流れ、充血した状態をさしています。
結膜充血っていわれます。人でもよく聞く言葉ですね。
私も「眼赤いよー」って言われるときがありますが、寝不足の日です。
結膜充血になってしまう原因はたくさんあります。
外傷や感染、ドライアイ、角膜の病気、アレルギーなど、ほんとに様々あります。
外傷の例として、ワンちゃんネコちゃんの眼の周りには毛がたくさんありますね。
それが眼をこすってしまったり、お外に出たときに顔から草むらなどに突っ込むので眼に当たったりします。
眼の表面は外界と接しているため、ばい菌から逃れられないのです。
傷→感染→炎症→充血
という流れができてしまいます。
普段の生活の中では、自身の免疫力によって感染を防いでいますが、
傷が大きかったり、免疫力が低下してくると、症状が出てきてしまいます。
しかし、眼が赤くなるより先に、変化が現れてきます。
眼ヤニが増えたり・・・
擦りつける仕草をしたり・・・
眼をしょぼしょぼさせたり・・・
触られるのを嫌がるようになったり・・・
ちょっと、まぶたをずらして見てみましょう。
もしかしたら、赤くなっているかもしれませんよ。
このように原因はたくさんあるので、いつもと違う眼の状態だったら
診察に来てください!!
次回のブログ更新は…11月24日(土)です。