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2019.02.09

日記

もうすぐバレンタインデーですね!

こんにちは!
動物メディカルセンター茨木に勤務しております看護師の五之治です。
2019年が始まり早いもので1か月がたちました。
まだまだ寒い日が続いておりますが体調など変わらずお過ごしでしょうか。

さてお正月、節分、とくれば次の行事は…
「バレンタインデー」ですよね!
チョコレートの甘い香りが漂い、今日くらいは!と甘いものを気兼ねなく食べられる、

世の甘党さんにはたまらない行事です。

ただし楽しい行事の裏にはお家のペットちゃんへの危険が潜んでいるのです…!
それは『チョコレート中毒』です。

実は2月は動物病院でチョコレートを食べてしまったというご連絡や、診察がいつもよりグンと増える時期なんです。
チョコレートは動物にとって食べてはいけないもの!とはご存知だと思います。

でもなぜかは知っていますか?
理由はチョコレートに含まれる〈テオブロミン〉という成分が大きく影響しているとされています。
この成分、人でいうカフェインのようなものと思ってもらうと分かりやすいかと思います。

コーヒーなどでカフェインを摂取すると、眠気覚ましなどの神経興奮作用や、
利尿作用が発現されますが犬の場合はその作用が異常に強く出てしまうのです。

犬は人と違いうまく〈テオブロミン〉の分解や排出が出来ないため中毒症状となり、
下痢や嘔吐で毒素を出そうとします。
また痙攣や不整脈、昏睡状態という症状が出ることがあり、
大量に摂取してしまった場合には死に至るおそれもあります。

犬は飼い主が食べているもの=美味しいもの だと思い、自分も食べたがります。
チョコレートのニオイも魅力的で、ニオイを覚えてしまうと棚の奥に隠しておいても持ち前の嗅覚で探し当ててしまいますので
絶対に届かない場所に保管するなどご家族皆さま共通での注意が必要です!!

そしてチョコレートを食べている時の落下チョコにも注意です!!

先日北尾院長一家の一員であるチャッピーちゃん(2才♀)が
スタッフと一緒に休憩室で過ごしていた時のことです…
スタッフがチョコレートを食べていたのですが、
その食べていたチョコレートが落下しコロコロコロ!
チャッピーちゃんは夢中で追いかけ、
それを私たちスタッフは3人がかりで必死に止め
なんとか死守できました!

こんな小さなチョコレートでもカカオがぎゅっとつまっており、
チャッピーちゃんのような小柄な子にはキケンな大きさです。
止められたチャッピーちゃんはご不満な様子でしたが…(笑)
何事もなくホッとしました。
2月は特に多いチョコレートの甘い罠。
チョコレートを食べてしまった時には、すぐの受診をお願いします。

次回のブログ更新は…2月23日(土)です!!

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