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2016.05.28

病院からのお知らせ

コロラド州立大学研修報告 その2

こんにちは、動物メディカルセンター高槻(北大阪ペットメディカルプラザ)の獣医師小松です。
今回は前回に引き続き、春に行かせて頂いたコロラド研修の報告です。

4日目は晴れ、前日の雪も少し溶け、大学病院前で集合写真を撮りました。小さくて見にくいですがちゃっかり真ん中に写っています(笑)

この日の講義内容は尿路全般。高齢期のネコに非常に多い慢性腎不全の治療のアップデートと、若齢期のネコに多い膀胱炎などFLUTD(猫下部尿路疾患)についてです。FLUTDは進行すると特に雄猫で手術が必要なこともある病気ですが、メインの治療は食事療法や点滴などの内科療法です。復習的内容が主でしたが、最新情報も含め再度勉強していました。

最終日も、尿路関係。尿道閉塞にともなう痛みなどの管理について勉強し、骨髄ブロックなど疼痛管理、麻酔法に関して実技を含め講義がありました。
午後は病院内の見学、大学病院は大動物(牛、馬)部門も併設してあり、とても広い病院でした。

病院の受付です


薬局もあります


病院の見取り図
右側中央の灰色部分の一画が上の写真の受付なので、いかに広い病院かお判りになると思います。

ネコ専用の診察室もあります。
ちなみに北大阪ペットメディカルプラザにも猫専用の診察時間があります。

   

病院を見学中です。同行されていた先生達が撮ってくれた写真です。広すぎて迷子になりそうでした。sweat01

最終日、授与式の様子。最後のパーティの終盤に授与式がありました。端の先生方はコロラド大学で勤務されている日本人の先生方です。今回は通訳などもしてくださいました。

アメリカ‐コロラド報告記は以上です。今回はとても貴重な体験ができました。この研修で得たことはすぐに毎日の診療に生かしていきます。
私の不在の間、待っていていただいた飼い主様と猫ちゃん、これからたくさん還元していきます!
“猫のことは小松獣医に聞けばいい”と信頼されるよう、最新・最善の医療を提供できるよう、これからもよりいっそう勉強していきたいと思います。

次回のブログ更新は、6月11日の予定です。

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