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2022.02.12
日記
こんにちは。動物メディカルセンター高槻 看護師の辻田です。
今回はうちの実家で飼っている元気でやんちゃなアメリカンコッカースパニエル「JUNちゃん」の身に起こった事件のお話です。
JUNちゃんは、ごはん大好き!人の食べ物にも興味津々!油断しているとすぐにパクリと食べられてしまうので、普段から食べ物はJUNちゃんの手の届かない高い棚にしまうように注意していたのですが、、、
ある日、人がお風呂に入っている15分~20分の間に事件が起きました。
お風呂からあがってくると、テーブルの上に置いておいたはずのかばんがひっくり返って中身がばらまかれていました。その中に、歯型の付いたチョコレートの袋とその中身が床に転がっていたのです。
「えっ!!食べた!?」と思い、よく確認すると、お風呂に入る前には20粒ほどあったチョコレートが、3粒しか見当たらない!
JUNちゃんがチョコレートを食べてしまっていたのです。
飼い主の慌てた様子を見てなのか、JUNちゃんはキョトンとして少し大人しくなっていました。
犬にとってチョコレートは中毒を起こす危険性がある食べ物です。
中毒症状は食べたチョコレートの量や種類、犬の体重や感受性によってもさまざまです。 嘔吐、下痢、落ち着きがない、痙攣、発作、呼吸速迫などを引き起こすことがあります。
もしも飼い犬がチョコレートを食べてしまったら、どんな種類のチョコレートをどれくらい食べてしまったのかを確認して、病院に連絡してください。
チョコレートを食べてしまってからすぐに病院に電話をして連れて行き、催吐処置をしてもらいました。
無事にチョコレートを吐き出し、点滴をしてもらって帰ってきました。
JUNちゃんは、その後も中毒症状も出ず、元気に過ごしています。
今回の事件は、飼い主の注意不足でJUNちゃんには悪いことをしたなと反省しています。
一度チョコレートの味を覚えてしまうと、棚にしまっていても扉をこじ開けて食べてしまう子が多いので、「ココなら届かないだろう。」「袋もしっかり閉じているから気づかないだろう。」と、そんな甘い考えはなくして、危険なものはしっかりしまうように気を付けていきたいと思います。