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2015.01.14

犬の食物アレルギー性皮膚炎

みなさん、こんにちは。
動物メディカルセンター、統括院長の北尾貴史です。

みなさんは、アレルギーってありますか?
アレルギーの代表選手、花粉症に悩まされている方は多いことでしょう。
ほかにも、食べ物のアレルギーというのも少なくありません。タマゴがダメだったり、エビやカニなどの甲殻類がダメだったり。

実は、犬にも「食物アレルギー」というのは存在します。
しかも、皮膚の病気の原因としては多いものの部類に入ります。
多くの場合、3歳未満の若い犬に発症しますが、10歳くらいまでの犬でも症状が出る場合があります。
症状としては、人間と同じで皮膚のかゆみが顕著。口の周りや耳、足先、背中、肛門の周りなどに多く出ます。

原因となる食べ物は、タマゴ、大豆、乳製品、トウモロコシ、小麦など、代表的な人間のアレルゲンと同じようなものから、牛肉や鶏肉などちょっと珍しいものまで様々です。
また、ひとつだけでなく複数の食物に反応してアレルギー症状が出る場合もあります。

治療法のひとつとしては、「除去食試験」と「食物不可試験」があります。
基本的には、アレルゲンを特定して、それを与えないようにすればいいわけです。そのために、除去食試験ではアレルギーの犯人であろう食物が含まれていない療法食を食べさせて症状の変化をチェックします。
その後、今度はアレルゲンと思われる食物の入った食事を一種類ずつ与えて様子を見ます。
こうして、その犬にとってなにが良くない食べ物なのかを判断していくのです。

犬からしてみれば、急に食事が変わるので戸惑うこともあるかもしれませんが、飼い主さんとともに根気よくやっていくことが大切です。そのうちにワンちゃんも「そう言えば最近かゆくならない!」と気付いてくれるかもしれません。

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