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2016.02.02

予防のこと

看護士直伝!お薬の飲ませ方 その2

こんにちは。動物メディカルセンター高槻の看護補助・トリマーの梅本です。
今回はいよいよ、お薬を直接投与する時の実践編を詳しくお伝えしたいと思います。

<粉末・液体の場合>
まず、粉末を水で溶かしてシリンジ(注射器)やスポイトであげる。
液体はそのままスポイトに吸って下さい。

        

<水を入れる>           <薬を溶かす>          <薬を吸う>

※当院でお渡ししている粉薬の袋は水にも強いので、直接、袋の中にシリンジ(注射器)で水を入れて粉を溶かすことができます。

やり方

利き手でない方の手で鼻をもち少し上に
向けて、親指で口角を少し上に上げる感じで
口を開けてあげます。


犬でも猫でも犬歯のすぐ後ろに歯の生えて
いないスペースがあるので、そのスペース
(赤い丸の部分)からあらかじめ薬をすった
シリンジ(注射器)の先端を差し込んで薬を
少しずつ流しいれてあげましょう。

◎ポイント
・歯の生えていないスペースがわかると、無理に口を空けなくても口の横からシリンジの
先端を差し込んで薬をあげることもできます。
・粉を水に溶かす場合は、できるだけ少量の水で溶かしてあげてください。水が多いとそれだけ、薬を飲ませるのに時間もかかり、
ワンちゃんやネコちゃんの負担にもなります。

<錠剤にチャレンジ!!>


鼻を少し上に向けてあげて、
利き手ではない方の手で上あごをもってあげる


薬を持った利き手で少し下あごを下げて、
口をあけてあげる。
口を開けたら、利き手に持った薬を口のなるべく
真ん中の奥の方へ素早く入れます。
(お薬を喉の奥の方へ落としてあげる感じでも構いません)


入れたら素早く口を閉じて鼻を少し上に向かせて、
喉をさすります。鼻にふ~っと息を吹きかけても
効果があります。
喉が動いて飲み込むのが確認できたらOKです。

◎ポイント
飲んだふりをして口の中に薬が残っていることがないように、薬を口に入れた後は必ず喉の動きを確認してください。飲み込んだあとに鼻の頭をぺろりと舐めたら、ほぼ確実に飲み込んでいます。鼻の頭に少量の水をつけるのもゴックンとしやすくなるので、是非試してみてください。
※ただし、怒る子には無理にしない!!危険です!!
安全に投薬するための投薬器もあります。シリンジはご希望の方にお渡ししています。

お薬もすべての子が簡単に飲んでくれるわけではありません。お薬を飲むワンちゃん・ネコちゃんはもちろんのこと、飼い主様の負担も少しでも軽くなるようサポートさせていただきます。どうしても飲ませるのがむずかしい方は、お気軽に動物メディカルセンターにご相談ください。

次回は2/6(土)にUPします!お楽しみに♪

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