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2016.06.25

シニア・介護について

老犬介護『食事タイム』

こんにちは。動物メディカルセンター(箕面)動物看護師 中村です。
またまた私の愛犬17歳のMIXの女の子のお話です。
定期的な検診をしてもらい、今のところ元気に過ごしております!

老犬になると『呆け』もありますが、『体力・筋力の低下』は必ず起こります。寝たきりになると身体を動かさないので、体力・筋力の低下は拍車がかかり、急速に衰えます。

私の愛犬は自力で歩けますが、ヨロヨロしています。そして、頭が下がったままです。

これはどうしても頭を支える筋力の低下によるもので、老犬には多い姿勢です。これ以上頭を上げることができません

この姿勢からもっと頭を下げると、どうしてもでんぐり返りをしてしまいます。

前足ではしっかり支えているように見えますが、思うように動かせません。後足の踏ん張りは弱く、ご飯を食べる姿勢が維持できません。


ご飯を食べたくて頭を下げるけど、前足はかがめなくて、頭からコテン!とでんぐり返りの状態です。

ご飯食べたいよ~とアピールしています…

いろいろと試行錯誤をしていますが、まず初めにしたのはご飯の台を上げる事でした。
自分のワンコが立った姿勢で口の下にフード皿が治まる高さが良いですね。頭を上げたり、下げたり、動かす必要がなくなり、ワンコは楽そうにご飯を食べています。

それから、後足がふらつくのでクッションで支えてあげました。

クッションは人用の硬めの座布団のようなものを選びました。
これで大分ご飯を食べるのが楽になりました。

ご飯大好きなウチの子は食欲旺盛で転げることなく(笑)モリモリ食べています。

だんだんと頭が下がる位置が、さらに下がってきている今日この頃ですが、いろいろ試行錯誤で介護しています。

いかがでしたか?
少しの工夫で老犬介護も楽しく、ワンコもうれしくしたいと思っています。
老犬介護でのご相談はいつでもお聞かせくださいね。

最新の情報をお知りになりたい方は、ぜひお声掛けの上聞いてくださいね。
試行錯誤がんばってます!!

次回の更新は7月9日(土)です!

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