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2021.09.14

ペットの病気

ウーリーの外耳炎

こんにちは!動物メディカルセンター 看護師の岩永です。
気温も少しずつ下がり、だんだんと秋らしくなってきましたね。

さて今回は、
前回ご紹介させていただいた我が家のアイドル2匹のうちの妹、
アメリカン・コッカー・スパニエルのウーリが長年抱えている
ある病気のお話です。

ある病気それは。。。『外耳炎』です。

そもそも外耳炎とは、耳介から鼓膜までの皮膚に炎症が起こることをいいます。

犬や猫の耳道は人と違い”L字型”をしていて、
通気しにくい構造になっており、
外耳炎の悪化させる要因である
細菌や真菌を増殖しやすい環境を作りだしてしまう為、
犬がとってもかかりやすい病気なんです。

原因には様々なものがありますが、
うちの子のようなスパニエル系やレトリーバー系など、
耳が垂れている犬種や、
フレンチブルドッグなど皮膚が弱い子に多く見られます。

皆さんの愛犬にこういった症状は出ていませんか??


少しでもこんな様子がみられたら早めに先生に診てもらいましょう!
(ちなみに、我が家のウーリは上記をコンプリートしています!)

治療法は原因や症状のレベルによって様々ですが
①点耳薬
②耳道内の洗浄
③アレルギーの治療
などがあります。

昔から犬種的に外耳炎を持っていたので月に一回先生に診てもらい、
お家でもお薬を点耳していましたがお薬に耐性ができてしまったのか全く効かず、
最近は悪化する一方
凄く痒そうにしている姿をみると可哀想になってきます。

コッカー・スパニエルのウーリの難治性外耳炎を完治させることは体質上難しいため、
なるべく症状が出ないように治療を継続し、
これからの長い犬生上手に付き合っていかなくてはなりません!

今はご飯の種類を皮膚ケアのものに変えてみたり、
先生にこまめに耳の洗浄をしてもらったりと
相談しながら試行錯誤を繰り返しています!

耳を触られるのがとっても嫌いなウーリさん
怒りながらも頑張って治療をうけてくれています。
少しでも症状がおさまり負担が減ることを願って。。。頑張れウーリ!

次回のブログ更新は…9月25日です…

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