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2020.01.25
病院からのお知らせ
こんにちは!
動物メディカルセンター箕面統括病院、動物看護師、中村です。
私は動物看護師になり、すでに22年目を迎えます。
今までの多くの経験と知識をますます動物たちと飼い主様家族に提供できるように今年も頑張ってまいります。
今回は『VMAT』のお話を少ししようと思います。
VMATとは、Veterinary Medical Assistance Team:災害動物医療支援チームの略で、人と動物に関わる様々な事態に対し減災、防災、災害時の対応・復旧、復興協力支援する組織の事です。
大阪でVMATは活動しており、公益社団法人 大阪府獣医師会において、動物を救うことが人や環境を守るという理念のもと動物救護等対策委員会が中心となり、2017年1月に設立されました。獣医師、動物看護師、トリマーがチームを作り災害時には人命救助を妨げない範囲で、初期の動物の保護・救出にあたるとともに、災害状況の情報収集をされています。また、避難所やシェルターにおける動物の健康管理及び人間と動物の関係を円滑にすることを主な任務とします。
災害が発生した時の「同行避難」はもうすでに周知されていることと思います。しかし、同行避難した後、避難所は入れるかどうかは各避難所によって異なり、また避難所生活においては日頃からのペットとの暮らし方、コミュニケーションのとり方が大きなカギとなるのです!
避難所では見ず知らずの人や、他の動物と狭い空間で生活する可能性があります。いろんな人や動物に慣れさせる訓練やケージの中でも落ち着くことができるトレーニングをしておくと良いでしょう。
私は今、黒白のニャンコ「くろすけ」と生活していますが、
私は災害時に同行避難できるように仔猫の時から慣れさせたのは、
①ケージに自分から入ること、ケージが嫌な場所ではないことを認識させる
② どこでもトイレができる、ペットシートと少量の猫砂でトイレできます。
③ 病院のケージに慣れさせる、他の犬猫に慣れさせる
あとは、何でも食べられるようにしておくことでしょうか。必ず食べなれたものが手に入るとか限りませんからね。
近いうちにVMATの勉強に行ってこようと思っています。動物看護師でも社会貢献ができように、何が大切かを学んできます。
また、詳しくお話聞いてみたい方はいつでもお声掛けくださいませ。