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2016.01.05
歯科・デンタルケア
あけましておめでとうございます。
2016年も動物メディカルセンターはスタッフ一丸となってお家の子の健康を守っていきたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年1つめのお話は動物メディカルセンター高槻 看護師の池田です。
今回は歯磨きの仕方についてお話します。
動物が歯磨きなんかする必要があるの?と思っていませんか?
犬も猫も人間と同様に、放っておくと歯石がたまって歯周病になり、進行するとアゴの骨が溶けて折れることもあります。
歯周病菌が悪さをし、心臓病や腎臓病、糖尿病など全身の病気の原因になります。
長生きするためには歯の健康が欠かせません。
◎歯磨きの方法
☆まずは口を触ることに慣れさせてから!
はじめから歯ブラシでゴシゴシ磨こうとすると、嫌がったり場合によっては攻撃的になることがあるので、最初は口を触ることから少しずつ時間をかけて、慣らしていきましょう。
①口の周りを触る練習をします。フードやおやつで気を引きながら少し触り、触ることが出来たら、すぐに「いい子!」とほめておやつを与えます。
↓
慣れてきたら唇を少しめくります。犬歯を見るときは唇を上に、奥歯を見るときは後ろの方向にひっぱります。
②口の周りを触れるようになったら、今度は歯に直接触ってみましょう。人差し指に濡らしたガーゼを巻きます。おやつで気を引きながら、指を歯に一瞬当てておやつを与えます。
↓
慣れてきたら、少しずつ大きく唇をめくり歯を触る時間を長くしましょう。
一気にすべての歯を磨こうとしないで大丈夫です。
ガーゼを巻いた指で歯を触られても大丈夫な状態に徐々に慣らしていきます。
③ガーゼ磨きができるようになったら、次は歯ブラシを使ってガーゼの時と同じ手順で試してみてください。
また当院では、口をすすぐ必要のない犬猫専用のハミガキペーストをおススメしております。
歯磨きペーストは歯垢を分解する酵素が入っていて、歯磨きができない子はそれを舐めさせるだけでも、口の中に広がるので効果的です。
動物の口の中は、歯垢が歯石に変わる時間は2~3日間と言われています。
歯磨きは、理想は毎日ですが最初から気合いを入れて毎日すると歯磨きをやめてしまう方もいるので、
最初は最低でも3日に1回は歯磨きをしてあげてください。
慣れてきたら、2日に1回にしたり回数を増やしていきましょう。
私の愛犬も毎日歯磨きを頑張っています。
なかなかうまく出来ない場合は、いつでもスタッフまでお尋ねください。