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2015.12.14

ペットの病気

冬になると急増!おしっこトラブル 〜その2〜

皆さん、こんにちは。
北大阪ペットメディカルプラザ副院長の小松です。
前回に引き続き、冬に急増するおしっこトラブルのお話です。今日は治療についてお話しますね。

FLUTD(猫下部泌尿器症候群)の治療方法ですが、
①内科治療
②外科治療  に大別されます。

まずは、内科治療を試みます。
内科治療は、
①食事療法
②点滴(皮下点滴、静脈点滴)
③投薬(抗生剤、抗炎症剤)
などがあります。病気の症状、進行状態に応じて選択します。

しかしながら、
再発を繰り返す
尿道の損傷が重度
結石が大きく、閉塞解除が困難
など場合、特に雄猫では、内科治療のみでは改善せず、外科治療が必要になることがあります。

外科手術の方法は、陰茎尿道を切除し、骨盤尿道を引き出すことで大きく開く尿道を再建する手術を行います。
もちろん食事療法などは継続する必要はありますが、再発率を格段に下げることが出来ます。

通常のオス猫ちゃんのお尻回り

手術後の状態。
つまりやすい陰茎尿道はなくなり、おしっこが出やすくなっています。

手術が必要になる前に、出来ることはたくさんあります。
定期的に尿検査をしましょう!

当院は病院が苦手な猫ちゃんのために、猫専門診察時間を設けています。
病院苦手な猫ちゃんのために、猫の診察・治療に特化した獣医師・看護師が担当します。
お気軽にご相談ください。

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