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2018.06.23

日記

愛しき小さな家族

こんにちは。今回ブログ担当します茨木病院の獣医師宮嶋です。

18日の地震で、被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
まだ余震も続き油断できず、心休まることがありませんが、一緒に乗り切っていきましょう。
動物たちも、地震の影響で、怪我をしてしまったワンちゃんや割れた窓から家の外に逃げてしまったネコちゃん、下痢が続いている、飼い主さんから離れないなど、様々な動物たちの反応のお話をお聞きしています。体調不良が続いていることがあれば、病院に一度受診してくださいね。

さて、今回は、我が家の愛しき小さな家族、猫のブルーちゃんをご紹介します。


小さいと言っても、猫としては決して小さくなく、また、家族の中では最長老!
彼との出会いは、私がまだ若かりし(笑)頃、学生時代に大学病院の前に捨てられていた3匹の猫の1匹。
ヒトでいうと、108歳!!家族の中では、貫禄があり、超越した存在。

そんな彼も、1年以上前から昼夜逆転の生活が始まり、夜な夜な大きな声で鳴き叫びます。
トイレであったり、ご飯が欲しかったりと。
一度に多くのご飯は食べられないので、1時間半から2時間、その度に私は起こされます。
彼は昔から食の強い子だったので、体が丈夫で長生きさんでいられているのでしょうか。

高齢の動物たちのお世話をされている飼い主さんの日々の工夫があると思いますが、我が家の工夫を少し紹介します。

① ご飯台を高くする。


フード入れは、最近さらに3cmほど高くしました。
曲がった前肢で、重い頭を支えるのは大変なので、頭を下げすぎないようにします。

② 滑り止めを敷き、歩行を助ける。


ヨガマットを利用しています。
彼の楽しみは、食べることと、寝ることと、食べるために、私を夜起こすこと(笑)。
それを利用し、ベットと給餌場所に少し距離を持たせることで、寝たきりではない彼のリハビリ運動のための歩行距離を確保しています。

③ トイレの周りにペットシーツを敷きつめる。


トイレが間に合わなかったり、トイレには体が入っていてもお尻がトイレの外に向いていて、周りが汚れるのでペットシーツを敷き詰めています。
やや専門的ですが、排便の介助をしていますが、決して難しくはありません。
トイレの回数が多いので、給餌場所とトイレは近くに設置しています。

ヒトと同様に、ペットたちも超高齢化時代。
飼い主がペットの介護の負担も、担っていく時代になりました。
私も一人の飼い主として、皆さんの喜びも苦労も共感できればと思っています。

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