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2015.08.24
外科・整形外科
もしもうちの子犬が骨折してしまったら、どうやって育てていけばいいの!?
育て方・しつけ方編~その2~
前回は、子犬の骨折の特徴についてお話しました。
今回から、飼い主として何が出来るのかについての提案です。
骨折後・術後、炎症がひいて、主治医の許可が出たら始めましょう!
【必要なこと その1】:お外へ行こう
『散歩禁止≠外へ出すな』
散歩禁止は、絶対に外へ出すなとことではありません。
走ったりジャンプしたり、元気な散歩は禁止ですが、
外の物音やニオイ、人、犬、などに慣らすことは大切です!
『抱っこして/カートに乗せて、毎日散歩に行こう!』
持ち物:主食フード・おやつ・おもちゃ など
ルール
① 人に出会う度に、その方からフードをひと粒与えてもらう。
② もしも苦手な音や場所があったら、スペシャルおやつで克服する。
③ 様々なコースを経験させ、苦手を減らそう。
【必要なこと その2】:ハンドリング
『頭の先からシッポの先まで、どこを触っても嫌がらないように育てよう!』
慣らし方
毎日、リラックスした状態でやさしく一か所触ってごほうび。
目の周り・耳・口・マズル・首筋・あご
四肢・おなか・脇・背中・尾 など
運動制限のストレスをマッサージで軽減するだけでなく、
毎日の習慣としてリラックスの時間を持つことで、
落ち着きや飼い主との信頼関係も育てます。
触られて苦手な部分があれば、子犬のうちに克服しよう。
【必要なこと その3】からは次回をお楽しみに!
(→ その3へ続く)
文責:動物メディカルセンター行動診療科 小池 美和